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【映画】シャーク・ナイト~あらすじと感想~湖になぜかサメが!人の醜い心が惨劇を生む

映画『シャーク・ナイト』あらすじと感想

映画『シャーク・ナイト』は2011年公開。監督はデヴィッド・R・エリス。

B級どころかZ級もひしめき合うサメ映画の中にあって「きちんと作られた」映画です。

なお、エンドロールの後におまけ映像があるのでお忘れなく。

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映画『シャーク・ナイト』あらすじ

大学生グループがバカンスに訪れたクロスビー湖。緑に囲まれた美しい湖。

グループの一人がクロスビー湖に浮かぶ小さな島に別荘を持っていて、大学生たちはその別荘に滞在していた。

大学生たちは、ある者はボートに乗り、ある者は海辺で他愛もないおしゃべりをし、思い思いの過ごし方をしていた。

だが、状況は一変する。

大学生たちの一人が湖の中で片腕を千切られてしまったのだ。

初めは、ボートのスクリューに巻き込まれたのだと誰もが思っていた。

だが、千切られた片腕を探しに湖に潜った男が見たのは、本来なら湖にいるはずのないサメの姿だった。

映画『シャーク・ナイト』感想

映画『シャーク・ナイト』のネタバレを含みます。

金のため

湖にサメがいた理由。

それは、男たちが湖にサメを放ったから。

では、なぜサメを放ったのか?

保安官の男が言っていた。

「より過激な映像を求める人間がいる。彼らはそのために金を払う」

安月給で、さらに大学生たちにからかわれながら仕事をしてきた保安官にとって、金儲けができて、大学生たちを惨殺できるのだから、願ったり叶ったりだったのだろう。

真面目に働いているのに大した給料をもらえない。

人々のために安月給にも我慢して働いているのに、大学生たちに馬鹿にされる。

保安官は日々ストレスを溜めていたことだろう。

そして溜まったストレスのせいで次第に狂っていった。

とても他人事とは思えない。

自分が狂っているだなんて、自分では気付けないことが多いし、気付きたくもないだろう。

あの保安官の姿は、もしかしたら、他人から見たあなたの姿かもしれない。

小物だった

デニスは大学生グループの中でもとりわけサラに執着していた。

事故で傷を負ったデニスは、その事故をサラのせいにして恨んでいた。

だから、その恨みを晴らすために、サメのいる湖にサラを放り込んで殺そうとした。

デニスたちにしてみれば、仲間内に保安官もいるのだから、目撃者のいない場所でサメに殺させれば、事故として処理させることもできる。

そう、事故として処理されなければいけない。だから、一見するとケダモノのようだったレッドが女子大学生を前にして『下着姿にさせて、少し体を触るだけ』だったのは、殺人だと悟られないようにするため。

『湖にサメを放つ』という大胆なことをやっている割に、なかなか考えて行動していたようだ。

だが最終的に大学生に負けて自分たちがサメに殺される羽目になったのは、そこまで頭が良くなかったからだろう。

長々と恨み言を並べ立てているうちに反撃のチャンスを与えてしまった。

それだけ恨みを抱えていたとも言えるだろう。だが、相手に時間を与えれば状況が変わってしまうかもしれない。

デニスや保安官がもう少し頭が良かったら、ラストは変わっていたかもしれない。

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