
今日は『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』っていうホラーコメディ映画のあらすじと感想を書いていくよ

ホラーは苦手だけど『タッカーとデイル』は最後まで見れたよ

思い込みって恐いよね……

うん。あと、映画のセリフにもあった「コミュニケーション不足が争いを生む」みたいなのって、本当だよね
映画『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』基本情報とあらすじ
まずは、『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』の予告編ムービーをご覧ください。
タイトル | タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら (原題 Tucker and Dale vs Evil) |
ジャンル | ホラーコメディ |
監督 | イーライ・クレイグ |
主演 | タイラー・ラビン |
公開年 | 2011年 |
備考 | R15+(15歳未満は視聴禁止) 残虐シーンを含みます |
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あらすじ
タッカーとデイルは幼馴染。
二人とも冴えない中年男で、特にデイルは女性と話すのが大の苦手。
そんな二人は、コツコツ働いてお金をためて、念願だった別荘を買ったのでした。
別荘、と言っても、人里離れた山奥に建つ、今にも崩れそうなボロボロの小屋。
それでも二人にとっては大切な別荘。
早速、修繕を始めるのでした。
時を同じくして、タッカーとデイルの別荘のすぐ側で、都会から来た大学生たちがキャンプを始めます。
定番の怖い話で盛り上がる大学生たち。夜になって、近くにある湖に泳ぎにでかけました。
大学生たちの一人、女子大生のアリソンは、ちょっと遅れてしまいます。
すでに湖で遊んでいる仲間たちに混ざるため、岩の上で服を脱ぎ、下着姿になったとき、不気味な声を聞いてしまいます。
その声は、たまたまその湖で釣りをしていたデイルが発したものでした。
驚いて岩から湖に落ちてしまうアリソン。いつまで経っても浮いてきません。
デイルは慌ててアリソンを助け、意識のない彼女を自分の船に引き上げます。
その様子を見ていた大学生たちが、先程の怖い話と状況がよく似ていたこともあり、「アリソンが殺人鬼に襲われた」と勘違いしてしまいます。
逃げ出す大学生たち。
仕方なく、デイルはアリソンを別荘に連れて行くのでした。
翌朝、アリソンは目を覚まし、最初はタッカーとデイルを警戒しますが、すぐに彼らが悪い人間ではないと気づきます。
一方その頃、「アリソンが殺人鬼にさらわれた」と勘違いした大学生たちが、武器を持ってタッカーとデイルの別荘に向かっていたのです。
はたして、誤解は解けるのか?
タッカーとデイル、そして大学生たちの運命やいかに?
映画『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』感想

ネタバレを含みます
思い込み、そしてコミュニケーション不足
思い込み、そしてコミュニケーション不足。
『タッカーとデイル』の中でも、この2つのせいで、本来なら起こらなくても良い争いが起きてしまいました。
タッカーとデイルの風貌がどことなく不気味だったから。
大学生たちのタッカーとデイルに対する第一印象は最悪でした。
映画を見ている私たちは、二人には何の悪気もなく、駐車場でデイルが女子大学生たちに話しかけた場面も、ものすごく不器用な男が勇気を振り絞って話しかけたんだと分かっています。
でも、当の女子大生たちはそんな事情など知りません。「不気味な男が話しかけてきた」と考えても仕方がありません。
その後も不幸は続き、大学生たちはタッカーとデイルを完全に殺人鬼だと思い込んでしまいます。
さらに、全くの偶然でむごたらしく死んでいく大学生や保安官。
本来なら死ななくても良かったのに、次々と命を落としてしまいます。
この不幸な出来事を終わらせる機会もありました。
アリソンが間に入り、デイルとチャドが話し合いをする場面です。
デイルはチャドの身の上話を聞き、同情します。
一方、チャドの思い込みはそのままで、さらに悪いことに、生き残っていた大学生たちはチャドとアリソンを残して死んでしまうのでした。
もしもこの話し合いが成功していたら、もう死人も出なかったことでしょう。
ではなぜこの話し合いは失敗したのか?
それは、チャドたちが最初からデイルたちを信用しようなど微塵も思っていなかったからでしょう。
チャドたちが少しでもアリソンの話に耳を傾け、「もしかしたら自分たちが勘違いしていたのかも」と考えることができたら、もうこれ以上の無駄な死人が出ることもなかったでしょう。
思い込みとコミュニケーション不足。
映画の中の話だけでなく、現実に私たちの周りでも、この2つが原因で争いが起きていますよね。
両者が、またはどちらか一方が、一切の妥協をせず、相手を自分に従わせようとして争いが起きる。
相手を理解する気持ちがあれば、妥協点を見つけ出そうという気持ちがあれば、多くの争いは回避できるのではないでしょうか?
『タッカーとデイル』には、「もっと寛容になろう。もっと話し合おう。もっと相手を理解しよう。争いをなくそうよ」というメッセージが込められているように思いました。
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