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【映画】隣人は静かに笑う~あらすじと感想~何かがおかしい、そう気付いた時にはもう……

映画『隣人は静かに笑う』あらすじと感想
あゆき
あゆき

今日は『隣人は静かに笑う』というサスペンス映画のあらすじと感想を書いていくよ

あるふぁ
あるふぁ

冒頭シーンは少しショッキングだけど、ホラーじゃなくてサスペンスだよね。ラストは予想できなかったよ

あゆき
あゆき

この『隣人は静かに笑う』が1998年の作品っていうのも不気味だよね。まるで現実でこの後に起きたあの事件を暗示しているようで

あるふぁ
あるふぁ

アメリカではラストシーンが問題になって公開延期になったんだって

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映画『隣人は静かに笑う』基本情報とあらすじ

タイトル

隣人は静かに笑う
(原題:Arlington Road)

ジャンル

サスペンス

監督マーク・ペリントン
キャスト

ジェフ・ブリッジス
ティム・ロビンス

公開年1998年
備考Wikipedia『隣人は静かに笑う』ページ

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あらすじ

マイケルは大学でテロリズムを研究している教授。息子が一人いるが、妻を亡くしていた。

マイケルの妻は元FBI職員で、潜入捜査中に殉職。その潜入捜査について、FBI側に不備があったのではないかとマイケルは疑っていた。

ある日、マイケルは家の近所で血だらけの少年を見つけ、救急病院へ連れて行く。

その少年は、マイケルの家の向かいに越してきたオリヴァー家の長男だった。

少年を助けたことで、マイケルはオリヴァー家族と親しくなる。

穏やかで、笑顔の絶えないオリヴァー家。

だが、ふとしたことがきっかけで、マイケルはオリヴァー家に疑念を抱く。

オリヴァー家について調べていくと、マイケルの疑念は更に深くなっていく。

はたして、オリヴァーは何者なのか?

信頼できる隣人なのか? それとも?

映画『隣人は静かに笑う』感想

あゆき
あゆき

ネタバレを含みます

不気味な隣人

あなたは、隣近所にどんな人が住んでいるのか知っていますか?

ちなみに、私はよく知りません。

映画『隣人は静かに笑う』では、隣人はテロリストでした。

マイケルは、オリヴァーが名前を変えていること、そして過去に爆破未遂で逮捕(補導?)歴があることから、オリヴァーに疑いを持つようになりました。

マイケル自身がテロリズムを研究していて、テロやテロリストというものに敏感だったのも疑いを持った理由かもしれません。

テロやテロリストなんて、どこか遠い世界のこと。大多数の方はそう思うことでしょう。映画『隣人は静かに笑う』でも、マイケルがどれだけ主張しても、誰も信じてくれませんでした。唯一、ブルックが死の直前に信じましたが、それは自分の目で見たから。マイケルの主張だけでは信じることはなかったでしょう。

隣近所にテロリストが住んでいるなんて、思いもしないことでしょう。

ですがテロリストだってどこかに潜伏しているもの。現実に起きているテロの実行犯だって、活動拠点はごく普通のアパートの一室だったなんてことは珍しくありません。

映画『隣人は静かに笑う』のように、テロリストが隣近所に引っ越してくるなんていう状況は、決して非現実的なことではありません。

動機

オリヴァーの動機は、行政機関に対する恨み。

現実にもいますよね。相手を恨む気持ちが大きくなりすぎたのか、相手がいなくなるまで攻撃し続ける人。

人と人の関係なら、どちらかがその場から立ち去って、もう二度と会わなければ良いだけの話です。

一方で、恨む相手が国だったら? その国の政府を転覆させてやるまで攻撃し続けることでしょう。

オリヴァーの動機は、最初は家族が苦しむ原因を作った行政に対するものだったはず。それが次第に国に対する恨みへと発展して、テロリストになってしまった。

オリヴァーの動機を探っていくと、根本にあるものは、国を転覆させようとするほど大きな動機では無いように思えます。

その動機がオリヴァーの中で燻り続け、仲間を得てさらに増長していく。

仲間を得て、オリヴァーの中にあった恨みは、やがて正義へと姿を変える。

傍から見たら、オリヴァーのやっていることは暴力的で、テロ以外の何物でもありません。

ですが、オリヴァーとその仲間にしてみれば、悪の国家を転覆させるための正義の行いをしているだけ。

オリヴァーには罪の意識など無いのかもしれません。

ラストまで観ると……

映画『隣人は静かに笑う』のラストで、マイケルはまんまと爆弾を運ばされ、FBI本部を爆破した犯人に仕立て上げられてしまいました。

このラストシーンを観ると、どうやら最初からマイケルは狙われていたようだと思えます。

オリヴァーたちはFBI本部の爆破を計画していた。だが、自分たちの手を汚すつもりはない。実行犯が必要だ。

実行犯にはFBI本部を爆破する動機が必要。そこで白羽の矢が立ったのが、FBIに不信感(恨み)を持つマイケルだった。

オリヴァーたちは、マイケルに狙いを定めてあの家に引っ越してきたのでしょう。

そしてマイケルはオリヴァーたちの描いたシナリオ通りに踊らされてしまった。

おそらく、「オリヴァーの過去」というネタにマイケルが食い付いてこなかったら、二つ目、三つ目の策がマイケルに襲いかかったことでしょう。

かくして、FBI爆破事件の単独犯とされてしまったマイケル。

現実でも、現状に不満を持った人がテロ思想に感化されてテロを起こしてしまっています。

映画『隣人は静かに笑う』は映画用に演出された物語でしたが、もっと地味な形で、マイケルのようにテロリストにさせられてしまう人もきっといることでしょう。

あの事件の前と後

映画『隣人は静かに笑う』が公開されたのは1998年。そして、9.11のテロは2001年。

9.11の前と後とでは世界は変わってしまいました。

世界各地でテロが発生し、『隣人は静かに笑う』のFBI爆破テロも非現実的なものでは無くなりました。

もしかしたら今、世界の何処かで、FBI本部を狙ったテロが進行中かもしれません。

映画『隣人は静かに笑う』のように、FBI本部などの象徴的な場所を狙ったテロがいつ起きてもおかしくないのが現在の状況ではないでしょうか?

なお、映画『隣人は静かに笑う』はレンタルショップでレンタル禁止になっているそうです。

9.11のテロやその後に起きている爆破テロを想起させる内容だから、というのがレンタル禁止の理由として考えられます。

テロが遠い世界の出来事では無くなってしまった現在、むしろこの映画『隣人は静かに笑う』はもっと多くの人に観られるべき映画なのではないでしょうか?

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