
今日は『ジェーン・ドゥの解剖』というオカルト系ホラー映画のあらすじと感想を書いていくよ

一家惨殺事件の現場で発見された謎の死体。その死因を探ろうとする検死官を襲う怪現象……

いや~、これは恐かったねぇ

私、これ観終わった後、しばらく部屋から出られなかったんだけど?
映画『ジェーン・ドゥの解剖』基本情報とあらすじ
タイトル | ジェーン・ドゥの解剖 (原題 The Autopsy of Jane Doe) |
ジャンル | ホラー |
監督 | アンドレ・ウーヴレダル |
キャスト | エミール・ハーシュ |
公開年 | 2016年(日本では2017年) |
年齢制限 | R15+ |
備考 |
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あらすじ
一家惨殺事件が発生した。
現場は被害者家族の家。
そしてその被害者は、その家に住む家族と、もう一人の謎の女性。
地下室の床の下、どうやら埋められていたらしいその謎の死体は、外傷もなく美しかった。
謎の死体は、町に住むベテラン検死官トミーの家に運ばれた。
トミーは息子オースティンと共に自宅で検死官を営んでいる。
「翌朝までに」と頼まれたトミーは、オースティンと共に謎の死体ジェーン・ドゥの解剖を始める。
ジェーン・ドゥに外傷はない。だが、検死を進めていくうちに、ジェーン・ドゥは奇妙で、そして異常な状態にあることが明らかになっていく。
外は暴風雨。逃げ場のない状況で、トミーとオースティンは恐怖の怪現象に見舞われる。
映画『ジェーン・ドゥの解剖』感想

ネタバレを含みます
ジェーン・ドゥとは何者か?
最初に、ジェーン・ドゥについてまとめます。
ジェーン・ドゥという名前は、身元不明の人物や死体などに付けられます。女性の場合はジェーン・ドゥ。男性の場合はジョン・ドゥ。日本で言うところの名無しの権兵衛みたいなものですね。
映画『ジェーン・ドゥの解剖』で、一家惨殺事件の現場で見つかったジェーン・ドゥ。
外傷はないのに、体の中はズタズタ。手首や足首の骨は砕け、舌は抜かれ、肺は黒焦げ。体内からチョウセンアサガオの花や謎の布切れなどが発見されました。
そして、皮膚を剥がしてみると、皮膚の裏には呪文のような文字が。
さらに驚くべきことに、こんな状態でもジェーン・ドゥは生きているのです。
燃やされても火傷一つ負わない、ただ動かないだけで生きているジェーン・ドゥ。
その正体は、過去に行われた魔女狩りの被害者でした。
はたして、ジェーン・ドゥが生まれながらの魔女だったのか、それとも、拷問されるうちに何らかの超常現象的な力によって魔女になってしまったのかは分かりません。
分かるのは、ジェーン・ドゥは人間を恨んでいること。自分に関わった人間を自分と同じ目に遭わせようとしていること。そして、決して死なないこと。
どうやったらジェーン・ドゥを殺すことができるのかは不明ですが、どうも映画『ジェーン・ドゥの解剖』で描かれていた様子からして、ミンチにされても生き返りそうですね。
人の想い
ジェーン・ドゥは、今や「恨み」という想いをエネルギーに、関わった人間を死に追いやる存在になってしまいました。
死をも超越し、何百年にもわたって続く恨みの念。
人の想いというのは、どれほど強いものなのでしょう?
ジェーン・ドゥが過去、私たちと同じように動いて生活していたとしたら、魔女狩りに遭い、拷問を受けたことは、想像を絶するほどに辛く苦しい体験だったことでしょう。
そしてその拷問の果に、今の「ジェーン・ドゥ」という悪魔とも言える存在が生まれてしまった。
今のジェーン・ドゥを創り出したのは間違いなく人間。
魔女狩りなどという愚かな行為の結果、人間は悪魔を生み出してしまった。
ジェーン・ドゥが恐ろしい存在なのはもちろんです。
ですが、本当に恐ろしいのは、ジェーン・ドゥを創り出してしまった人間なのではないでしょうか?
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映画『ジェーン・ドゥの解剖』内で話題に上がった映画です。素敵なロマンス映画ですよ
