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【映画】イヴの時間 劇場版~あらすじと感想~人間とアンドロイドは理解し合えるのか?

映画『イヴの時間 劇場版』あらすじと感想

映画『イヴの時間 劇場版』は、2010年公開、吉浦康裕監督、福山潤、野島健児、田中理恵出演によるSFアニメーション作品。 

映画『イヴの時間 劇場版』あらすじ

『イヴの時間』の舞台は近未来。

人間と、人間の形をしたロボット(アンドロイド)とが共存する世界。

アンドロイドは物として扱われ、アンドロイドに対して人間のように接する人はごく少数。

アンドロイドに「ありがとう」なんて言っただけでもからかわれてしまう。

そんな中、『イヴの時間』という喫茶店は、少し不思議なルールを掲げていた。

「人間とアンドロイドを区別しない」

喫茶店『イヴの時間』の中では、普段は無表情で、マスターの言うことに従うだけのアンドロイドたちが活き活きと振る舞っている。

『イヴの時間』では、誰が人間で誰がアンドロイドなのかも区別がつかない。

ある日、高坂リクオは、自身のアンドロイド『サミィ』がイヴの時間に通っていることを知り、自分も行ってみることにした。

映画『イヴの時間 劇場版』感想

映画『イヴの時間 劇場版』のネタバレを含みます。

もっと分かり合うために

言葉にすれば分かり合えるかもしれない。

もっと会話をすれば互いのことを理解し合えるかもしれない。

この物語では「人間とアンドロイド」という「人と物」の関係で描かれていたが、人間同士でも同じ問題は起こるもの。

「話してみたら、そんなに悪いやつじゃなかった」

「話をしてみたら、相手のことを勘違いしていたのがわかった」

そんなことは人間関係ではよくあること。

この物語では、喫茶店『イヴの時間』で、人間がアンドロイドに対して抱いていた思いを打ち明け、打ち解け合うシーンが描かれている。

人間同士でも、素直に気持ちを打ち明けることでわだかまりが消えることもある。

思い込みで相手にレッテルを貼り付けるのではなく、対話し、相手のことを考えて理解しようとすること。

一見簡単そうで、難しい。けれど、これができれば人間関係で悩むことも少なくなるのだろう。

『イヴの時間 劇場版』はエンドロールも観て!

『イヴの時間 劇場版』を観る際には、映画の最後に流れるエンドロールもしっかり観てほしい。

エンドロールでは、ナギの過去が描かれている。

映画本編ではあまり多くは語られなかったナギの過去に何があったのかが、断片的にだが知ることができる。

そしてまた、エンドロール後に流れるナギの自宅のシーンも、エンドロールを観ていると理解が深まる。

【本作のもととなった全6話のオリジナル版】

【本作】

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