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【映画】ロード・オブ・ザ・リング~あらすじと感想~邪悪な魔力を秘めた指輪を捨てる旅へ

映画『ロード・オブ・ザ・リング』あらすじと感想

映画『ロード・オブ・ザ・リング』は 2001年公開のファンタジー作品。監督はピーター・ジャクソン。出演はイライジャ・ウッド、ショーン・アスティン、イアン・マッケラン、ヴィゴ・モーテンセン。

『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの第1部にあたる作品。

映画『ロード・オブ・ザ・リング』あらすじ

 

はるかな過去の話。

冥王サウロンは強大な力を持つ一つの指輪を作り出した。

世界を滅ぼすほどの強大な力を持つ指輪。

その指輪の力でサウロンは中つ国を支配しようとした。

サウロンに抵抗する者たちは、苦戦を強いられながらも何とかサウロンに勝利し、指輪を手に入れた。

これで中つ国に平和が訪れるはずだった。

だが、サウロンを倒した勇者は指輪の誘惑に負け、指輪を自らのものにしてしまった。

その勇者も、指輪の力で死に追いやられてしまう。

かくして、指輪はその所在が不明となり、いつしか神話となった。

そして現代。

指輪が発見されたことで、指輪を巡る物語は再び動き始める。

力をほぼ取り戻した冥王サウロンと共に。

映画『ロード・オブ・ザ・リング』感想

映画『ロード・オブ・ザ・リング』のネタバレを含みます。

指輪の誘惑

映画『ロード・オブ・ザ・リング』では、指輪の魔力に魅せられ、指輪に屈しそうになる者が何人かいた。

「この指輪を手に入れれば、強大な力で世界を治めることができる」

支配欲や権力欲。

世界を支配したいという欲は、きっと誰の心の中にもあるのではないだろうか。

指輪はその欲を刺激し、相手を支配しようとする。

この『指輪』は、現代社会における様々なものを象徴しているのだろう。

欲を刺激するもの。数え上げたらキリがない。

形あるものから、形のないものまで。

私達の日常は欲を刺激するもので溢れている。

物欲、権力欲、支配欲、承認欲、名誉欲……。

欲が無くなったら、きっと生きていてもつまらない。

ある程度の欲は必要。だが、強すぎる欲は身を滅ぼす。

「欲に囚われすぎないように」

『ロード・オブ・ザ・リング』の指輪には、そんな教訓が込められているように思える。

つらい目にあった時

『ロード・オブ・ザ・リング』では、ガンダルフがフロドにこんな話をする。

「つらい目にあった時、大切なのは、今、自分が何をすべきかを考えることだ」

フロドの旅はつらく、苦しいもの。

死んでしまうかもしれない。

仲間たちも殺されてしまうかもしれない。

失敗したら世界が冥王の手に落ちてしまう。

フロドが感じる重圧は、見ている私達の想像以上のものなのだろう。

ましてや、ガンダルフがフロドの目の前で闇に飲まれてしまった。

旅をやめてしまいたいと思っても仕方のないことだ。

だが、ガンダルフは、そこで立ち止まるなと言う。

「大切なのは、今、自分が何をすべきかを考えることだ」

フロドがすべきこと。指輪を滅びの罅裂に投げ込むこと。

自分のすべきことを思い出すことで、フロドは前に進む力を取り戻した。

現実に、私達も立ち止まって、投げ出してしまいたくなることなんていくつもあるだろう。

仕事がつらい、勉強がつらい、人間関係がつらい、期待がつらい。

どんなにつらくても、投げだせないことは人生にいくつもある。

そんな時、ガンダルフの言葉を思い出すと良いかもしれない。

「大切なのは、今、自分が何をすべきかを考えることだ」

旅の仲間

映画『ロード・オブ・ザ・リング』のラストシーンで、フロドは一人で旅立とうとする。

そんなフロドを追いかけるサム。

結局サムは半ば強引にフロドについて行ってしまった。

サムと共に行くことは、フロドにとっては本意ではなかったかもしれない。

だが、「(みんなには)もう会えないかもしれない」というフロドに対し、サムは「いいえ、会えます」と答えた。

フロドは、もしも一人だったら、不安で押しつぶされていたかもしれない。

そんなフロドの傍に、今はサムがいる。

きっと、サムはフロドの心の支えとなる大切な仲間なのだろう。

つらい旅路。心を支えてくれる仲間。

「お前がいて良かった」

フロドのこの言葉で、きっとサムも勇気づけられたことだろう。

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