映画『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』は、2017年全米公開、デボラ・モガー原作、 ジャスティン・チャドウィック監督、 アリシア・ヴィキャンデル、デイン・デハーン、クリストフ・ヴァルツ出演によるラブストーリー。
原作はデボラ・モガー著『チューリップ・フィーバー』。
映画『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』あらすじ
17世紀、オランダ。
チューリップの値段が高騰し続けていた。
人々は欲望をむき出しにしてチューリップを買い、富を築く者もいた。
貧乏画家のヤンは、豪商コルネリスから、妻の肖像画を描いてほしいと頼まれる。
コルネリスの妻ソフィアは若くて美しい。
ヤンとソフィアはやがて恋に落ち、駆け落ちしようと画策する。
そしてヤンは、未来のために、チューリップへの投資を始める。
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映画『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』ネタバレ感想
映画『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』のネタバレを含みます。
熱狂の渦の中で
熱狂は時に人を破滅させる。恋も金も人を熱狂させ、人を愚かな行為へと駆り立てる。
本作では恋に、そして金儲けに熱狂する人々が描かれる。
熱狂の渦の中、冷静さを失った人々は、まるでこの騒乱が永遠に続くかのように狂い踊る。
熱狂もいつか冷める。
恋でも金でも、熱狂しているときに冷静でいられる人は、堅実な人生を歩み、時に大きな成功を手にするのだろう。
成功する人
コルネリスは最後までチューリップ投資に手を出さなかった。
その堅実さがあったからこそ、財を築くことができたのだろう。
だが、あまりにも人が良すぎるようにも思える。
もう少し自分のために怒ってもよいのではなかろうか。
熱狂は伝播する。熱狂の渦の中にあっても冷静さを失わないようにしたいものだ。
【原作小説】
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【本作】
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