
今日は『グレムリン』というちょっと怖いファンタジー映画のあらすじと感想を書いていくよ

かわいいギズモ。でも、約束を守らないと大変なことに……。ホラー映画って感じじゃなくて、ちょっと怖いおとぎ話かな?

これがグレムリンじゃなくてゾンビとかだったら全然違う映画になってたよね

うん。ゾンビだったら完全にホラーだよ
映画『グレムリン』基本情報とあらすじ
タイトル | グレムリン |
ジャンル | ファンタジー |
監督 | ジョー・ダンテ |
キャスト | ザック・ギャリガン |
公開年 | 1984年 |
備考 |
あらすじ
発明家のランダルは、自身の発明品を売るためにある街を訪れていた。その街にある中国人が経営する店で、ランダルは不思議な生き物を見つける。
生き物の名前はモグワイ。モグワイを一目で気に入ったランダルは、店主には内緒でモグワイを購入する。
モグワイを飼うには、「3つの約束」を守らなければならない。
1つ目は、モグワイを水で濡らさないこと。
2つ目は、モグワイに光を当てないこと。特に、日光に当てると死んでしまう。
3つ目は、真夜中過ぎに絶対に食べ物を与えないこと。
ランダルは、息子ビリーへのクリスマスプレゼントとしてモグワイを贈った。
ビリーは、大人しく可愛らしいモグワイに「ギズモ」という名前を付け、大切に飼い始めるのだが、ある日、誤ってモグワイに水をかけてしまった。
映画『グレムリン』感想

ネタバレを含みます
やってはいけない
モグワイと一緒に生活する際にやってはいけないことは、最初に注意されていました。
その「3つの約束」を守っていれば、モグワイは可愛いモグワイのまま。
人間にとってモグワイは「人間とは異なる生き物」なのですから、当然、人間とは異なる性質を持っています。
異なる性質を持つ者同士が共に生活をするのですから、相手の性質にも配慮しなければいけません。
映画『グレムリン』では、最初は偶然に水がかかってしまったのですが、その後は、わざと水をかけて増やしていました(教師の前で)。
増えたモグワイは、人間を騙したりして変態してグレムリンに。
結局、グレムリンによる被害は、元々は人間が原因を作ったものでした。
映画『グレムリン』のラストシーンで、中国人店主が言いました。”You are not ready.”
人間にはモグワイを飼うのはまだ早すぎる、そう言って、中国人店主はモグワイを連れて帰るのでした。
自然との共生
映画『グレムリン』では、人間が軽い気持ちでモグワイを飼い、結果、大きな被害を引き起こしてしまいました。
被害を受けたのは、人間だけではありません。モグワイもです。
人間が「約束」を守らず、勝手にモグワイを増やして、そのモグワイたちが人間に被害を与えるからと殺してしまう。
そもそも、モグワイたちがやっていた「イタズラ」は、ビリーの部屋で見た映画やドラマから学んだこと。つまり、モグワイたちは人間のマネをしていただけです。
モグワイという、人間とは異なる生物と共に生活するのに、「約束」も守れず、悪い知識も与えてしまう。そして、人間に害を及ぼすようになったら悪者として駆除する。
そんなことでは、異なる生物と共生なんて不可能ですし、共生させられる生物にとっても不幸なことです。
こちらの記事もどうぞ


