映画『アナベル 死霊人形の誕生』は、2017年公開、 デヴィッド・F・サンドバーグ監督、 ステファニー・シグマン、タリタ・ベイトマン、ルールー・ウィルソン、フィリパ・クルサード出演によるオカルト系ホラー映画。
『死霊館』シリーズ第4作目。
映画『アナベル 死霊人形の誕生』あらすじ
1945年。ある夫妻が交通事故で愛娘を亡くしてしまう。
それから12年後。夫妻は孤児院から一人のシスターと六人の少女を受け入れた。
楽し気な少女たちだったが、ある少女の部屋に『私を探して』を書かれたメモが見つかった日から状況は一変する。
史上最悪の呪いの人形といわれるアナベル人形。その誕生を描いた物語。
映画『アナベル 死霊人形の誕生』ネタバレ感想
現実は受け入れなければならない。
たとえその現実が辛く苦しいものであっても。
現実から目を背け、弱みを見せると、悪魔に付け入られてしまう。
本作では辛い現実に苦しむ夫婦が非現実的な癒しを受け入れてしまったことから悲劇が始まった。
もしも拒絶していたら、呪いのアナベル人形もこの世に存在しなかったかもしれない。
一度は封印されたアナベル人形。
だが、孤児院の少女たちが、到着したときから『何か』を感じとってことから、封印は弱まっていたと推測できる。
そして少女が操られ、封印が解かれてしまった。
悪魔は乗り移り、次の生け贄を探す。
本作の最後で神父が、アナベル人形にはもう悪魔はいない、ということを話していた。
あの時、悪魔はとっくに人形から少女へと移動していたのではないだろうか。
少女に乗り移った悪魔は、時を経て、再びアナベル人形に戻る。
まるで悪魔がアナベル人形を呼び寄せたかのように。
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