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【ドラマ】ロア~奇妙な伝説~シーズン1  5. 心に巣食う獣~あらすじと感想~

ドラマ『ロア~奇妙な伝説~』エピソード5 心に巣食う獣

ドラマ『ロア~奇妙な伝説~シーズン1  5. 心に巣食う獣』は、Amazonプライムビデオ配信の、各地の伝承をもとにしたオカルト系ドラマの第1シーズン第5話。

ドラマ『ロア~奇妙な伝説~シーズン1  5. 心に巣食う獣』あらすじ

1579年、ドイツ、べートブルク。

この街で、女性や子供が殺される事件が起こった。

当時はまだ、現代では迷信とされていることが信じられていた時代。

ベートブルクで起きた殺人事件も、狼人間の仕業だと考えられていた。

少女グレッタは、母親を亡くし、父親と二人で暮らしていた。

グレッタは、森で狼人間に襲われた過去があった。

襲われた時、グレッタも傷を負ったが、とっさに木の枝で狼人間の手の甲を突き刺し、なんとか逃げることに成功する。

だが、グレッタが襲われてから10年が経過した後も狼人間によるものと思われる被害は続いていた。

森のなかで少年と少女の死体が発見されたことで、街の男たちは狼人間退治に乗り出す。

はたして、狼人間を捕まえることはできるのか?

狼人間の正体とは?

ドラマ『ロア~奇妙な伝説~シーズン1  5. 心に巣食う獣』感想

ドラマ『ロア~奇妙な伝説~シーズン1  5. 心に巣食う獣』のネタバレを含みます。

本当に恐ろしいのは?

『心に巣食う獣』でも紹介されていた『狼人間』や『サムの息子』。

何らかの理由で精神に障害を持ってしまい、殺人を犯してしまう人々。

『狼人間』も『サムの息子』も、普段は社会の一員として仕事をしている平凡な人だった。

どこにでもいるような平凡な人が、実は凶悪な殺人者だった。そのようなことは割とよく聞くのではないだろうか?

「真面目な人だった」

「おとなしい人だった」

「会えば挨拶してくれる感じの良い人だった」

社会の一員として働き、近所の評判も悪くはない、ごく平凡な人が実は凶悪な犯罪者だったとして、一体どうやって見分ければよいのだろうか?

疑いすぎると疑心暗鬼にとらわれて、かえって頭がおかしくなってしまうかもしれない。

明らかにおかしな人とは普段から距離をとっていればいい。

本当に恐いのは、普段は普通の人なのに、実は凶悪な犯罪者だという人なのだろう。

死刑執行を見せ物にすること

『心に巣食う獣』では、捕らえられた狼人間は、街の人達の前で死刑にされた。

他にも、フランスではギロチンによる死刑執行が大勢の人達の前で行われた。

過去には、このように死刑執行を見せ物としていた国や地域は他にもあったのだろう。

もしかしたら、今もあるかもしれない。

このような、死刑執行という残酷な行為を、大人はおろか子供にも見せるというのはいかがなものか。

「悪いことをすれば、罰せられる」という教訓として見せるには、死刑執行はあまりにも残酷過ぎはしないだろうか?

心に潜む『悪』

残酷な行いをするのは、一部の特殊な人達だけだろうか?

映画『凶悪』でも同じテーマが扱われていたが、『悪』はきっと誰の心にも存在し、何らかのきっかけで強く表に出てきてしまうものなのだろう。

もしかしたら、周りにいる人達が、平凡な人の『悪』を引き出してしまうこともあるかもしれない。

自分では気付かないうちに、誰かに心無い言葉を浴びせていないだろうか?

誰かを追い詰めていないか?

そのうち、狼人間に襲われるかもしれない。

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