【映画】クリード チャンプを継ぐ男~あらすじと感想~受け継ぐ者の苦悩

映画『クリード チャンプを継ぐ男』あらすじと感想
あゆき
あゆき

今日は『クリード チャンプを継ぐ男』というボクシング映画のあらすじと感想を書いていくよ

あるふぁ
あるふぁ

『ロッキー』の続編、でいいのかな? 試合のシーンもすごかったけど、ヒューマンドラマとしても面白かった!

あゆき
あゆき

伝説のチャンピオンの息子であり、セコンドにはロッキーがいる。周りからの期待も嫌でも大きくなる中で挑戦するのは苦しいだろうね

あるふぁ
あるふぁ

観終わってみると、『チャンプを継ぐ男』っていうサブタイトルにはいくつもの意味が込められていたのが分かるよね

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映画『クリード チャンプを継ぐ男』基本情報とあらすじ

まずは、『クリード チャンプを継ぐ男』の予告編ムービーをご覧ください。

タイトルクリード チャンプを継ぐ男
(原題 Creed)
ジャンル

スポーツ(ボクシング)
ヒューマンドラマ

監督ライアン・クーグラー
キャスト

マイケル・B・ジョーダン
シルヴェスター・スタローン

公開年2015年

あらすじ

アドニス・ジョンソンは伝説のボクサー アポロ・クリードの非嫡出子。

アポロと不倫相手との間に産まれた子であったが、アドニスはアポロの死後、アポロの妻であるメアリー・アンに引き取られる。

アドニスは、表向きは優秀なビジネスマンとして生活していたが、その裏で、メキシコで行われていたボクシングの野試合に参戦していた。

ボクサーになる夢を諦めきれないアドニスは、ついに仕事をやめてしまう。

メアリー・アンから半ば勘当される形でボクサーの道を進み始めたアドニスは、自分がアポロの息子だと隠してロッキーに会いに行く。

ロッキーに指導を頼むアドニスだったが、初めは断られてしまう。

だが、アドニスにかつてのアポロの面影を見たロッキーは、アドニスへの指導を始めた。

その後、最初の公式戦で勝利するアドニスだったが、アポロの息子だと世間にばれ、注目をあびることになってしまう。

ついには『アポロ・クリードの息子』という呼び名は、最後の対戦相手を探していた現役チャンピオンにも届き、アドニスのもとに現役チャンピオンから試合の申込みが来ることに。

チャンピオンの引退試合を盛り上げるために『アポロ・クリードの息子』を利用しているのは明らか。

だが、アドニスは戦う決意を固め、ロッキーと共に現役チャンピオンに勝つために過酷な練習に臨むのだった。

映画『クリード チャンプを継ぐ男』感想

あゆき
あゆき

ネタバレを含みます

重すぎる父の名

アドニスは、自分がアポロの息子であること、クリードであることを隠そうとしていました。

知られてしまえば否が応でも注目を浴び、世間の期待も大きくなることでしょう。

そして、試合に勝てば「クリードなら勝って当然」、負ければ「クリードなのに負けた」と騒がれるのが目に見えています。

親、または親族に偉大な人物がいる人の宿命なのでしょう。どうしても、偉大な親族と比べられ、同じかそれ以上の活躍を期待されてしまいます。

さらに、アドニスの場合は、自分が有名になることで、アポロが不倫相手との間に子供を作っていたという、伝説に傷をつける事実まで知られてしまうことを恐れていました。

父の名を利用したと言われたくない、父の名に傷をつけたくない、自分は自分の力で実績を積んでいきたい。

アドニスにとっては、『アポロ・クリードの息子』という事実はあまりにも重すぎ、もしかしたら邪魔だったのかもしれません。

利用しようとする者たち

引退試合の相手を探していた現役チャンピオンにしてみれば、『アポロ・クリードの息子』は格好の相手。

客寄せとしてこれ以上の相手はいないでしょう。

大きすぎる名前は、それを利用しようとする者たちを引き寄せてしまうもの。

現役チャンピオンの側からすれば、名前だけ利用して、客と注目を集め、多額の収入を得られる絶好のチャンスだったはずです。

まさか、あんな試合になるとは夢にも思っていなかったことでしょう。

客寄せパンダが実はグリズリーだった。

荒くれ者のチャンピオンであっても、きっと想像できないほどの過酷な練習を積んだからこそ今があるのでしょう。

実力を示したアドニスにチャンピオンが送った言葉「お前が次のチャンプだ」は、本心からアドニスを認め、讃えた言葉だったのでしょう。

『チャンプを継ぐ男』

アドニスは、まだチャンピオンにはなっていませんが、いずれは偉大なチャンピオンになることでしょう。

アドニスが『継ぐ』チャンプとは、父であるアポロのことであり、指導してくれたロッキーのことであり、死闘を演じた現役チャンピオンのことであるでしょう。

アドニスは、現役チャンピオンを敗北寸前まで追い詰めたことで、さらなる期待を集めることになりました。

ですが、アドニスが背負っているものは元からあまりにも大きく、いまさら期待が大きくなったところで潰れてしまうことなどないでしょう。

果たして、私たちはアドニスが腰にベルトを巻くシーンを観られるのかどうか。

実は『クリード2』はもう公開も決定しています。2019年1月に日本でも公開されるそうなので、アドニスが文字通りの意味で『チャンプを継ぐ男』になるのか、今から期待して待ちたいと思います。

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