
今日は『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』という青春映画のあらすじと感想を書いていくよ

いたずら少年たちと駐在さんとの笑いと涙の青春ストーリー。男の子って感じの作品だったよね

舞台は1970年代のど田舎。いたずらも可愛らしいものばかりで笑えるよね

最後の大きないたずらはいたずらの枠を超えちゃってるけど、誰も傷ついてないし、みんなが幸せになれたよね
映画『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』基本情報とあらすじ
タイトル | ぼくたちと駐在さんの700日戦争 |
ジャンル | 青春コメディ |
原作者 | くろわっ(ママチャリ) |
監督 | 塚本連平 |
キャスト | 市原隼人 |
公開年 | 2008年 |
原作 | ぼくたちと駐在さんの700日戦争 |
あらすじ
1979年。
周りは田んぼだらけの田舎。
通称「ママチャリ」率いるいたずら好きな少年グループに、厄介な敵がやってきた。
それは、一人の駐在さん。
駐在さんは、ママチャリたちのいたずらを見逃したりせず、全員しっかり捕まえてお灸をすえるのだった。
ママチャリたちも懲りることなく駐在さんにいたずらを仕掛けていく。
最初は冷静だった駐在さんも次第に熱くなってきて、大人げない仕返しをすることも。
かくして、いたずら少年たちと駐在さんのバカバカしい戦いはますますエスカレートしていくのだった。
映画『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』感想
駐在さん
青春映画や青春小説が好きな人なら、割とよくあるシーンの寄せ集めのように思うかもしれない。
かく言う私もその一人なのだが、この『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』は観ていて嫌な気分にならないので楽しめた。
私が高校生ならママチャリたちに感情移入したのかもしれない。
だが、私はどちらかと言えば駐在さんと歳が近い。したがって、自然と駐在さんの方に感情移入していた。
次々とくだらないいたずらを仕掛けてくるアホな高校生たち。
最初は大人の対応をしていた駐在さんだったが、次第に高校生たちと同じレベルでやり合うようになる。
山奥(森の奥?)にママチャリたちを置き去りにしたシーンでは、「よくやった」と思いながら笑っていた。
大人だって人間なのだ。あれだけしつこくいたずらされたら、大抵の人は怒る。
むしろ、駐在さんはよく耐えたほうだ。現実の大人の中には、本気で憎しみすら感じる人もいることだろう。
犯罪ではあるけれど
心臓の手術を怖がる女の子のために花火を盗み、打ち上げるという、いたずらの枠を超えた犯罪を決行してしまったママチャリたち。
最終的に、花火を盗まれた花火師たちの親方が「金は受け取った」と言ってくれたことで盗みにはならなかった。
だが、無免許で花火を打ち上げたのは犯罪だ。
とはいえ、これも見逃してもらえた。
犯罪だから、決まりだからと、何でもかんでも縛り付けていたら窮屈な世の中になるだろう。
ママチャリたちがやった花火の打ち上げは、人を幸せにするためのものだった。
誰かを幸せにするものならば犯罪を犯しても良いとは言えないが、結果的に誰も傷ついてはいないのだから、これは大目に見ても良いのではないか。
少なくとも、病気の女の子を助けるために必死になった時間は、少年たちの心の中にある他人を思いやる気持ちを大きく成長させたことだろう。
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