
今日は映画『トゥルーマン・ショー』のあらすじと感想を書いていくよ

「もしも自分の人生が最初から世界中に生放送されていたら……」私だったら自殺してるかも

うん。30年間も人生のほぼすべてを世界中の人たちに見られていた、なんて、ちょっと耐えられないかもね

トゥルーマンさんの最後の選択には本当に勇気をもらいました
映画『トゥルーマン・ショー』基本情報とあらすじ
まずは、映画『トルーマン・ショー』の予告編をご覧ください。
タイトル | トゥルーマン・ショー |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
監督 | ピーター・ウィアー |
主演 | ジム・キャリー |
公開年 | 1998年 |
あらすじ
保険会社に勤務するごく普通の男、トゥルーマン。
一見すると平凡な生活を送っているトゥルーマンだが、彼の人生には決定的に他人と違う点があった。
それは、生まれたその瞬間からずっと、生活のほぼすべてを全世界にテレビ公開されていること。
トゥルーマンの住む世界は、実はすべてが作り物。
トゥルーマンの住む島も、街も、街に住む人々も、空も、海も、砂浜も、何もかもが作られたものだった。
すべてが作り物で、ほぼすべてが世界中に生放送されていることを知らないのは当のトゥルーマン本人だけ。
だけどある日、トゥルーマンは疑問を抱き始める。
「何かがおかしい」そう思い始めたトゥルーマン。
その日から、トゥルーマンは真実を探し始める。
映画『トゥルーマン・ショー』感想

これより以下には『トゥルーマン・ショー』の重大なネタバレを含みます
安定を選ぶのか、それとも
誰かが作ってくれた平凡だけど安全な人生。
その世界で生きていれば誰かがずっと守ってくれる。
友人も、恋人も、結婚相手も、すべて誰かが用意してくれる。
不幸になることなどなく、穏やかで安定した一生が保証される、そんな世界。
たぶん、トゥルーマンの人生について、全世界に公開されていることを除けば、羨ましいと思った人もいるかもしれません。
安全で安定した人生が保証されているのですから。
たとえすべてが作り物だったとしても、自分が気付いていないのですから、自分にとっては作り物ではなく現実であり、真実です。
誰かが用意してくれた、安全で安定した人生を歩むこと。それを望む人がいても何ら不思議はないでしょう。
でも、トゥルーマンはそれを望まなかった。
最後、トゥルーマンは自分の世界のすべてであった『セット』の出口から外へ出ることを選んだ。
外の世界がどのような世界で、安全なのか危険なのかも分からないのに。
おそらく、トゥルーマンは、自分自身の人生を歩みたかったのでしょう。
誰かが与えてくれた、誰かが守ってくれる人生ではなく、自分で選び、悩み、苦しみながらも、自分の足で進んでいく人生を。
この先、トゥルーマンの人生に何が起こるのかは誰にも分かりません。
誰も決めてくれないし、誰も守ってくれません。
それが人生というものではないでしょうか?
すでに世界的な有名人であるトゥルーマンの人生は、凡人とはまた違うものなのでしょう。
願わくば外の世界に飛び出したあとも観てみたいのですが、映画が制作されてから時間が経ってしまったのでオリジナルキャストでは難しいですかね。
あそこまでやっておいて……
『トゥルーマン・ショー』の最後で、トゥルーマンの行方を探している時に、もう隠す気が全くなくなっていたのには笑いました。
月が投光機になって街を照らし、街中の人々がトゥルーマンの行方を探し、普段よりも早く太陽が登る。
あそこまでやっておいて、トゥルーマンに「続けないか?」はないでしょう。
世界のすべてが作り物だと確信したトゥルーマンが、とてもまた続けるなんて思えません。
かくして外の世界へ飛び出したトゥルーマン。
その姿を見て、私も、狭い世界に縮こまっていないで、もっと広い世界に飛び出していこうと思いました。
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