
今日は『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』というアクション・サスペンス映画のあらすじと感想を書いていくよ

ロバート・ダウニー・Jrが演じるホームズと、ジュード・ロウが演じるワトソン。人気シリーズの第二作目だね(>>前作『シャーロック・ホームズ』についての記事はこちら)

前作でも少しだけ登場したモリアーティ教授が今回の悪役。頭脳明晰でお金も力もある教授を相手に、ホームズとワトソンが立ち向かうんだ

ホームズたちの方が追い詰められるシーンもあって、ドキドキしたよ。ラストシーンでは勝ち目がないと悟ったホームズが、あんなことを……
映画『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』基本情報とあらすじ
まずは、映画『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』の予告編ムービーをご覧ください。
タイトル | シャーロック・ホームズ (原題 Sherlock Holmes: A Game of Shadows) |
ジャンル | サスペンス |
原作者 | アーサー・コナン・ドイル |
監督 | ガイ・リッチー |
キャスト | ロバート・ダウニー・Jr |
公開年 | 2011年(日本では2012年) |
備考 |
あらすじ
1891年。ロンドン各地で爆破事件が連続発生していた。
時を同じくして、間もなく結婚式を控えたワトソンが、ホームズの住む部屋を訪ねた。
壁にはられた大きな地図。張り巡らされた赤い糸。ホームズは、連続爆破事件の関連性を、そしてその裏にいる一人の男を見抜いていた。
金も権力もある大学教授。おまけにホームズ並みに頭が切れる。その男の名はモリアーティ教授。
モリアーティ教授の狙いはホームズだけではない。結婚し、新婚旅行に出かけたワトソンにも刺客を送っていた。
ワトソンに送られた刺客を倒し、打倒モリアーティに燃えるホームズとワトソン。
だが、モリアーティ教授によりホームズとワトソンは絶体絶命の危機に追い込まれてしまうのだった。
映画『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』感想

ネタバレを含みます
戦争は金になる
映画『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』でモリアーティ教授がやろうとしていたことは、戦争を起こすこと。
武器商人でもあるモリアーティ教授は、最新兵器を大量に保有し、戦争になったら売りさばくつもりでいました。
実際、悲しい話ですが、戦争というのは一部の人間にとっては大きなビジネスチャンスです。
他人の命のことなど何とも思わない武器商人にとっては、大金を手に入れるチャンスなのです。
モリアーティ教授もそんな武器商人の一人。爆破事件を起こし、ドイツとフランスの関係を悪化させ、さらには首相を暗殺して、戦争に導こうというのがモリアーティ教授の狙いでした。
過去に起こった数々の戦争の裏では、モリアーティ教授のような人物が暗躍していたのかもしれませんね。そして、数え切れないほどの人間が死んでいった裏で、私腹を肥やしていた人々がいたのかもしれません。
認識していないものは見えない
モリアーティ教授を道連れに滝壺へと落ちていったシャーロック・ホームズ。
その現場を目撃していたワトソンは、ホームズが死んだと思っていました。
もうホームズはこの世にいない。そう思っていたワトソン。
だからこそ、目の前にホームズがいることに気づかなかった。
映画『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』を最後まで観て、もう一度、ラストシーンを観てみると、少し不自然なんですよね。隠れているホームズの頭のあたりなんて特に。
さらに、ワトソンは同じ部屋にいるわけですから、何かしらの気配は感じていてもおかしくなかったはず。
でも、ワトソンは気づかなかった。
これは、何もワトソンが鈍感だからではなく、そんなところに人間がいるはずないと思い込んでいるから見えなかったんですよね。
現実として、人間は、知らないもの、認識できないもの、そんなところにあるとは思わないものは、目の前にあっても見えないことがあります。
また、「〇〇とはこういうものなんだ」という思い込みが強いほど、「形を変えた〇〇」が目の前にあっても、それが〇〇だと認識できないのです。
ワトソンも、まさかあんなところに人間がいるなんて思いもしなかったことでしょう。ましてや、ホームズが生きているなんて。
ホームズは、ワトソンの目の前で、滝壺に飲み込まれてしまったのですから。
『シャーロック・ホームズ』シリーズの次回作、制作決定
2018年8月、『シャーロック・ホームズ』シリーズ第3弾の製作が進んでいることが明らかになりました。
公開予定は2020年12月25日。
はたして、第3弾では、ホームズとワトソンはどんな再会をするのでしょう。
死んだと思っていたホームズが目の前に現れた時、ワトソンはどんな反応を見せるのでしょう。
もう新作は無いかと思われていた『シャーロック・ホームズ』シリーズ。
公開が楽しみですね。
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