
今日は『シャーロック・ホームズ』というアクション・サスペンス映画のあらすじと感想を書いていくよ

ロバート・ダウニー・Jrが演じるホームズと、ジュード・ロウが演じるワトソン。人気シリーズの第一作目だね

産業革命後のロンドンを舞台に、二人が黒魔術師ブラックウッド卿に立ち向かう。謎解きサスペンス映画としても、アクション映画としても楽しめる作品だったよ

二作目に繋がるエピソードも盛り込まれていて、続きを観るのが楽しみだよ
映画『シャーロック・ホームズ』基本情報とあらすじ
まずは、映画『シャーロック・ホームズ』の予告編ムービーをご覧ください。
タイトル | シャーロック・ホームズ (原題 Sherlock Holmes) |
ジャンル | サスペンス |
原作者 | アーサー・コナン・ドイル |
監督 | ガイ・リッチー |
キャスト | ロバート・ダウニー・Jr |
公開年 | 2009年(日本では2010年) |
備考 |
あらすじ
1890年。ロンドンで連続殺人事件が発生していた。
その事件を解決するため、名探偵シャーロック・ホームズとその助手ワトソンが犯人たちのアジトに潜入する。
そこで行われていたのは、連れ去られた女性を生贄とした魔術儀式。
警察に通報している時間はない。そう判断した二人は、女性の救出に乗り出す。
立ち向かう男たちをなぎ倒し、ついに女性を救出するホームズとワトソン。
事件の首謀者であるブラックウッド卿も逮捕され、事件は一件落着。
その数カ月後。死刑に処され、埋葬されたブラックウッド卿が蘇る。
黒魔術を操るブラックウッド卿に恐怖するロンドンの人々。
だが、ホームズとワトソンが再びブラックウッド卿を止めるべく立ち上がるのだった。
映画『シャーロック・ホームズ』感想

ネタバレを含みます
放っておけない
映画『シャーロック・ホームズ』では、推理やアクションももちろん面白かったのですが、それと同じくらいに、なんだかんだ言ってホームズを放っておけないワトソンの様子が微笑ましくも面白く感じました。
頭がよく、好奇心も強いホームズ。正義感や責任感も強そう。それでいて、なんだか危なっかしい。
そんなホームズと距離を置こうとしているワトソン。
でも、ホームズが事件に首を突っ込んでいくに連れて放っておけずに協力してしまう、人の良いワトソン。
ホームズが『ワトソンの扱い方』を熟知しているようにも見えましたが、危険な目に遭ってもホームズに協力してしまうのは、ワトソンもホームズのことが好きなのでしょう。
ホームズも、ワトソンから恋人を紹介された時、なんだかわざと相手が嫌がることを言っているようにも見えました。
もしかしたら、ホームズの中で、「ワトソンを盗られたくない」という気持ちが働いていたのかもしれませんね。
そう考えると、二人の関係が何だか可愛らしく見えてきます。
黒魔術の正体
ブラックウッド卿が操る黒魔術の正体は、化学、工学、そして心理学などを組み合わせたもの。決して本当に悪魔を呼び出したりするようなものではありませんでした。
映画『シャーロック・ホームズ』の舞台は1890年のロンドン。もう魔術を信じる人も少なくなっていたことでしょう。
ですが、人は、たとえそれが非科学的で迷信じみていると分かっていても、自分の目で見てしまうと「本当かもしれない」と思ってしまうもの。
ましてや、現在でも、科学の知識がない人には、例えば薬品などを使ったトリックも『魔術』に見えてしまうこともあるでしょう。
さらに、恐怖を感じている人は、判断力が低下してしまいます。普段なら絶対に信じないようなことを、なぜか信じてしまう。
科学知識を使って、純粋で無知な人の恐怖心を煽り、心を掌握する。映画『シャーロック・ホームズ』のブラックウッド卿は、もし議会での大量虐殺に成功していたら、一気に大勢の信者を得ていたことでしょう。
自分の推理を証明するために
映画『シャーロック・ホームズ』のラストシーンで、ホームズは首を吊っていました。
自殺するためではなく自分の推理を証明するためだったのですが、いくら自分の推理に自信があっても本当に首を吊れる人はそう滅多にいないのではないでしょうか?
しかもどうやら、少しは首が締まっていたようですし。
もしもワトソンが来ず、あのまま何時間も放置されていたら、本当に死んでいたかもしれません。
自分の推理を証明するためにここまでやってしまうホームズだからこそ、ワトソンも放っておけないのかもしれませんね。
それにしても、付き合わされる犬は不憫ですね。
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