【映画】世界にひとつのプレイブック~あらすじと感想~躁うつ病の男性に希望の光はさすのか?

映画『世界にひとつのプレイブック』あらすじと感想
あゆき
あゆき

今日は『世界にひとつのプレイブック』というラブコメディ映画のあらすじと感想を書いていくよ

あるふぁ
あるふぁ

躁うつ病の男性が、偶然出会った女性と(いろいろあって)ダンスコンテストに出場することを決意するのですが……

あゆき
あゆき

男性は、ダンスは全くの素人。おまけに、躁うつ病の男性はもちろん、偶然出会った女性も、二人の周りの人々も、いろいろなものを抱えているんだ

あるふぁ
あるふぁ

この映画、『口論(口喧嘩)』のシーンが多いので、苦手な方は注意したほうが良いかも。でも、とても素敵な映画ですよ

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映画『世界にひとつのプレイブック』基本情報とあらすじ

まずは、映画『世界にひとつのプレイブック』の予告編ムービーをご覧ください。

タイトル世界にひとつのプレイブック
(原題 Silver Linings Playbook)
ジャンル

ラブストーリー
コメディ

原作

マシュー・クイック『世界にひとつのプレイブック

監督デヴィッド・O・ラッセル
キャスト

ブラッドリー・クーパー
ジェニファー・ローレンス
ロバート・デ・ニーロ
ジャッキー・ウィーヴァー
クリス・タッカー

公開年

2012年(日本では2012年)

備考

>>Wikipedia『世界にひとつのプレイブック』ページ

あらすじ

パッドは心のバランスを崩し、躁うつ病に罹っていた。

もともと精神的に不安定になっていたところに、妻の浮気が発覚。パッドの心にヒビが入ってしまったのだ。

躁うつ病の治療のために精神病院に入院していたパッドだったが、やや強引に退院した。

まだ完全に治りきっていない上に薬を飲むことを拒むパッドは、実家でも大騒ぎして、隣人に警察を呼ばれてしまう始末。

ある日、パッドが友人宅での夕食会に招かれたとき、ティファニーという女性と知り合った。

ティファニーもまた、過去に起きたある出来事のために、心に深い傷を負っていた。

ティファニーは、自分を取り戻すためにダンスコンテストへの出場を決める。そして、そのダンスパートナーとして、パッドを誘う。

ダンスを通じて、パッドとティファニーは次第に自分たちの人生を見つめ直していく。

映画『世界にひとつのプレイブック』感想

あゆき
あゆき

ネタバレを含みます

目標に向かって

躁うつ病で不安定なパッドでしたが、ティファニーとのダンスレッスンが始まってからは落ち着き始めたように見えました。

ダンスをするのは、最初はニッキへの手紙を届けてもらうため。ですが、次第にダンスそのものが楽しくなっていったのでしょう。

ダンスコンテストへの出場は、最初はティファニーの目標。パッドは、最初は仕方なく付き合っただけ。

その目標が、次第に二人の目標になっていきました。

まあ、最終的に『ダンスコンテストで5点以上を取る』という、いろいろと欲望が絡んだ目標になったわけですが、それでも二人の気持ちをさらに高める効果がありました。

過去の出来事で人生の迷子になっていた二人は、目標に向かって進むことで、二人なりの『道』を見つけることができたのでしょう。

過去と今

「過去にとらわれるな。今を生きろ」

この映画『世界にひとつのプレイブック』にはこんなメッセージが込められていたように思います。

パッドもティファニーも、辛い過去のために心が深く傷ついていました。

ティファニーは、前を向くためにダンスを始めました。

そしてパッドは、いつまでも過去、すなわちニッキへの想いに囚われていました。

ティファニーと一緒に過ごすうちに、パッドは自分の心の変化に気づき、ニッキへの想いを断ち切り、ティファニーへ想いを告げたのでした。

愛する人との別れは、そう簡単に断ち切れるものではありません。それこそ、断ち切るどころか囚われたまま一生を過ごしてしまう人もいます。

もしかしたら、愛する人との想い出に浸ったまま一生を終えることは幸せなことなのかもしれません。

ですが、過去ばかりを見ていると、今、自分に差し伸べられた手の存在にすら気付けないかもしれません。

映画『世界にひとつのプレイブック』では、パッドとティファニーの出会いは、二人にとって、運命が差し出してくれた救いの手でした。

そしてその救いの手を掴むことができたのは、二人が前を向いて、今を見つめ、そして未来に向けて歩き出したからでしょう。

おやじ、最後に良いことを言う

パッドの父親は、何だかダメな人でした。スポーツ観戦で熱が入りすぎて人を殴ってしまったり、ギャンブルで大切なお金を無くしてしまいかけたり。

そんな父親でしたが、最後は息子パッドを勇気づけ、背中を押してやるのでした。

「運命の手をつかめ。その手を掴まないと一生後悔する」

そして、ニッキを愛していたパッドには言いづらい事を告げるのでした。

「ニッキにはもう愛はない。だけど、ティファニーの愛は本物だ」

このとき、パッドの心はすでにニッキからティファニーに移っていたのですが、この父親の言葉で自信を高めることができたのでしょう。

ダメなところもある父親でしたが、キメるところはキメる。父親として、息子のことをきちんと見て、助言してくれる。

いざという時に力になってくれる、なんだかんだ言っても味方でいてくれる。パッドの父親は、パッドのことを本当に大切に思っている素敵な人でした。

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