
今日は『スケア・キャンペーン』というスプラッタ系ホラー映画のあらすじと感想を書いていくよ

ホラー系ドッキリ番組の収録中に、本物の殺人鬼が現れるっていう内容だよ。物語が二転三転して、最後まで目が離せません

ドッキリ番組なのでターゲット以外は全員仕込みなんだけど、そのターゲットが実は本物の殺人鬼なんだ

でも実は……
映画『スケア・キャンペーン』基本情報とあらすじ
タイトル | スケア・キャンペーン (原題 SCARE CAMPAIGN) |
ジャンル | スプラッター系ホラー |
監督 | コリン・ケアンズ キャメロン・ケアンズ |
キャスト | ミーガン・ワーナー |
公開年 | 2016年 |
年齢制限 | R15+ |
あらすじ
人気テレビ番組『スケア・キャンペーン』。何も知らない出演者を心霊現象や殺人鬼などといった恐怖の演出で怖がらせるというドッキリ番組だ。
まだまだ人気はあるのだが、最近はインターネットの恐怖動画に視聴者を奪われていた。
「ネット動画に負けない映像を」とテレビ局の上層部から指示され、『スケア・キャンペーン』スタッフは新たな企画を立てる。
人里離れた廃病院が再開するという設定で、庭師として一人の男が雇われる。この庭師の男が今回のターゲットだ。
幽霊役の少女も準備万端。撮影は順調に進んでいた、はずだった。
だが、ターゲットの男の様子がおかしい。挙動不審な男は、気味の悪いことを話し出す。
それでも撮影は続行されるのだが、幽霊役の少女が男の前に姿を現したとき、男は隠し持っていたナイフを振りかざした。
映画『スケア・キャンペーン』感想

ネタバレを含みます
過激さを求めて
映画『スケア・キャンペーン』では、テレビがネット動画に視聴者を奪われるという状況が描かれていました。
現実でもテレビは観ないけどネット動画は観るという人が、特に若い人で増えています。
ネット動画にはテレビにない過激さがある。その過激さに視聴者は惹きつけられてしまう。
では、視聴者を取り戻すためにテレビは何をしたら良いのか?
過激さで勝負しようとしたのが『スケア・キャンペーン』でした。
ですが、過激さに対して、さらなる過激さで勝負をしていたら、テレビが負けるのは確実。ネット動画は、究極的には、本当の殺人場面だろうが何だろうが公開することが出来るのですから。
この映画『スケア・キャンペーン』は、TV番組の制作側に対して、ネット動画と同じ土俵で戦っても負けるということを言いたかったのではないでしょうか?
分かりやすい伏線
廃病院でのターゲットは、庭師の男のはずでした。それが、庭師の男も仕掛け人で、本当のターゲットは、今回の撮影で現場を去る予定のエマでした。
ところが、この撮影現場にネット動画製作グループが現れ、テレビ番組のスタッフたちを惨殺していく。
なぜ、この現場にネット動画制作グループが現れたのか?
たぶん、ほとんどの方は、あのシーンで「怪しい」と思ったのではないでしょうか? アビー(アビゲイル)が「もうすぐ開始」というメッセージを送ったシーンで。
アビーが親や友人にメッセージを送るシーンをわざわざ描く必要などありません。何らかの意味があってこのシーンが描かれたはず。であれば、アビーは何かを隠していると、あのシーンの時点で視聴者は思うことでしょう。
そしてその後に登場した『マスクフリークス』たち。
テレビスタッフが「スパイがいる」というようなことを言っていましたが、視聴者は、「アビーだな」と確信を持って言えたことでしょう。
この後は……
エマとアビーが二人で警察に向かうシーンで終わった『スケア・キャンペーン』。この後はどんな展開になるのでしょうか?
エマは、車に備え付けられたカメラの存在に気付き、妙に落ち着いているアビーを見て、再びカメラを見ていました。
はたして、エマはどこまで気が付いたのか? アビーの正体に気付いたのでしょうか?
もしもエマがアビーの正体に気が付いたのなら、エマが取る行動は?
最悪の場合、エマがアビーを殺害するかもしれませんね。
例えば、アビーを人質に廃病院に戻り、仲間を救おうとするかもしれません。そして、もう誰も生き残っていないことを知り、アビーを殺害する。
まあ、そのまま警察に駆け込んで、アビーも殺害犯の一味だと告げるだけかもしれませんけれど。
「何かに気付いた」というシーンで終わったので、「その後」を想像するのが楽しいですね。
エマとアビーが乗っていたあの車、結構大きな車でしたよね。後ろに誰か隠れているかもしれませんね。そして、エマを殺害して、今回の『マスクフリークス』は終了するのかも?
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