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【映画】ルーム~あらすじと感想~部屋に閉じ込められた母と息子。傷ついた魂の再生の物語

映画『ルーム』あらすじと感想
あゆき
あゆき

今日は『ルーム』という映画のあらすじと感想を書いていくよ

あるふぁ
あるふぁ

7年もの間、部屋に閉じ込められていた母と息子の物語です。息子は5歳で、部屋で産まれて、部屋の外を知りません

あゆき
あゆき

そんな二人がどうやって部屋から脱出するのか? 脱出した二人はどうなるのか? この映画は、部屋から脱出した後が本編と言っていいと思います

あるふぁ
あるふぁ

観ていて辛い場面もあったけど、最後は希望が見えました

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映画『ルーム』基本情報とあらすじ

まずは、映画『ルーム』の予告編ムービーをご覧ください。

タイトルルーム
(原題 Room)
ジャンル

ドラマ

監督レニー・エイブラハムソン
キャスト

ブリー・ラーソン
ジェイコブ・トレンブレイ
ジョアン・アレン
ショーン・ブリジャース
ウィリアム・H・メイシー

公開年2015年(日本では2016年)
備考

>>公式サイト『ルーム』(GAGA★)

>>Wikipedia『ルーム』ページ

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あらすじ

小さな部屋の中で暮らす母と息子ジャック。

ジャックは部屋の中で産まれ、外の世界を知らない。

食料などは外から来るおじさんが持ってきてくれる。

だけど、おじさんが来るときは、ジャックは隠れていなければいけない。これは、母との約束。

5歳になったジャックに、母は大切なことを告げる。部屋の外にも世界があることを。

部屋の外に脱出することを決意する母。だけど、ジャックは、部屋の外に世界があることに懐疑的。

怖くて泣きたい、だけど母に言われた通りに脱出の準備をするジャック。

ついに部屋の外に出た母とジャック。

だが、部屋から出たからといって、二人は救われたわけではなかった。

映画『ルーム』感想

あゆき
あゆき

ネタバレを含みます

知らない世界

5歳のジャックにとって、部屋の外は『知らない世界』。

部屋の中で産まれ、一度も部屋の外に出たことがないジャック。

部屋の外に『世界』があることを教えられずに育ったジャック。

5歳という年齢で、世界観を根底から覆すことを言われても、信じられないでしょうし、否定したくなる気持ちもわかります。

5歳ではなく成人した大人であっても、それまで信じてきた世界が根本から間違っていただなんて、信じられないでしょうし、否定したくもなるでしょう。天動説が信じられていた世界で、現代では当たり前の地動説が強く否定されたように。

ジャックにとって、部屋の外の世界はどれほど恐ろしいものだったのでしょう?

自分と母とおじさんしか存在しなかった狭い世界から無数の人々が存在する広大な世界に投げ出されたのですから、想像を絶するほど恐ろしかったことでしょう。

部屋から脱出した後、ジャックが、「部屋のベッドがいい」と言ったのは、あまりにも変わってしまった世界でどうしたら良いのか分からず、ただひたすらに怖かったからかもしれません。

それまで信じてきた世界が根底から覆されてしまう。生きていて、そこまでの事態に遭遇することはそう滅多にあるものではありません。

ですが、もし遭遇してしまったら。私達も恐怖のあまりに身を縮め、震えてしまうかもしれませんね。

過ぎ去った時間、理不尽な刑

7年間も部屋に閉じ込められていた母ジョイ。

17歳で誘拐され24歳まで部屋に閉じ込められていたジョイ。

7年という月日はあまりにも長く、失ってしまった時間、過ごすことができなかった時間がジョイを苦しめました。

ジョイがいなくても生活を続けていた両親や友人たち。

部屋に閉じ込められていた時のジョイにも分かっていたはずです。ジョイがいなくなっても、両親や友人たち、その他の人たちがそれぞれの生活を続けていることくらい。

でも、どうしても納得がいかない。「どうして私だけ?」という気持ちが抑えられない。

ジョイを監禁した男がやったことは、殺人と同じことです。ジョイを7年もの長きにわたって殺したのです。

映画『ルーム』では、あの男がその後どうなったのかは描かれていません。どのような刑に処されたのかは分かりません。おそらく、極刑は無いでしょう。数年か、数十年か、分かりませんが、刑務所できちんと三食与えられ、いずれは表の世界に戻ってくることでしょう。

他人の人生を理不尽に破壊しておいて、その程度の刑で許されることに激しい憤りを覚えます。

未来

脱出直後は外の世界を怖がっていたジャック。

子供らしい好奇心と周囲の大人たちの優しさで、徐々に世界に慣れていきました。

母親以外の大人たちとも話せるようになり、犬と触れ合い、そして同世代の友達ができました。

5歳という年齢を考えると、ジャックはこれから、あの部屋で過ごしたことを次第に忘れ、これから起こるさまざまなことを覚えていくことでしょう。

映画『ルーム』のラストシーンは、『部屋』との決別。過去に別れを告げ、未来を向いて歩いていく母と息子の姿。

気がかりがあるとすれば、この先、「あの事件の母と息子」と言われ続けるかもしれないことでしょう。

心を傷付けられることもあるかもしれません。ジョイとジャックがどれだけ前を向いて歩いていこうとしても、「過去」を思い出させようとする心無い人が現れるかもしれません。

事件はまだ終わっていない。

これから先も、ジョイとジャックは「あの事件の母と息子」と言われ続け、それでも前を向かなければいけない。

ジョイとジャックを監禁した男がやったことは、7年間、二人を監禁したことだけではなく、二人の一生に傷をつけたこと。

アメリカだけでなく日本でも、何年にもわたって監禁されていた人が保護されることがあります。その犯人には、自分がどれだけ重い罪を犯してしまったのか、心に刻みつけてもらいたい。

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