
今日は『パシフィック・リム:アップライジング』という大人気SFアクション映画の第2弾のあらすじと感想を書いていくよ

前作から10年後。復興が進む地球で、突然、謎の巨大ロボットが人類に襲いかかるっていうお話だよ

正直、評判があまり良くなかったからどうかと思ったけど、これはこれで面白かったよ

低評価を付けている人は前作の大ファンの人が多いみたい。低評価を付ける気持ちもわかるけど、この続編単体で考えたら面白い映画だと思うよ
映画『パシフィック・リム:アップライジング』基本情報とあらすじ
まずは、映画『パシフィック・リム:アップライジング』の予告編ムービーをご覧ください。
タイトル | パシフィック・リム:アップライジング (原題 Pacific Rim:Uprising) |
ジャンル | SF |
監督 | スティーヴン・S・デナイト |
キャスト | ジョン・ボイエガ |
公開年 | 2018年 |
備考 |
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あらすじ
海底に生じた裂け目を塞いでから10年。世界は怪獣による被害からの復興が進んでいた。
裂け目を塞ぐ戦いで戦死した英雄ペントコストの息子ジェイクは、元は優秀なパイロットだった。だが、今は破壊されたイェーガーの部品を違法転売していた。
ある日、ジェイクは、一体の小型イェーガーを発見する。廃棄された部品で組み立てられた違法イェーガーだ。
そのイェーガーを作ったのは、アマーラという少女。
この出会いをきっかけに、ジェイクはイェーガーのパイロット兼教官に、アマーラはパイロット訓練生になる。
一方、中国で開発された無人イェーガーを採用するかを決める会議場を、突如、正体不明のイェーガーが襲撃する。
映画『パシフィック・リム:アップライジング』感想

ネタバレを含みます
過去の克服
ジェイクもアマーラも、過去に足を引っ張られていました。
ジェイクは、英雄ペントコストの息子として優秀なパイロットでしたが、問題を起こして軍を除籍。自堕落な生活をしていました。
アマーラは、家族を怪獣に殺された過去を引きずり、イェーガー操縦の訓練中や戦闘中にも足を引っ張られてしまいました。
映画『パシフィック・リム:アップライジング』では、この二人が過去を克服していく姿が一つの軸として描かれていたように思います。
過去につけられた心の傷は、傷つけられたときと同じ新鮮さでいつまでも人を苦しめます。
ジェイクのように才能はあるのに、過去のせいで才能を腐らせている人も決して少なくないのではないでしょうか?
また、アマーラのように、いざという時に過去の記憶のせいで『次の一歩』を踏み出せない人も少なくないのでは?
過去の傷が深ければ深いほど、克服するのは困難です。
一人でいたら、いつまでも囚われ続けてしまうかもしれません。
でも、手を引いてくれる人がいれば、一歩前に進めるかもしれません。
アマーラにとってジェイクとの出会いは、未来に向けて一歩前に進むために差し出された運命の手だったのでしょう。
機械化の罠
ニュートンがイェーガーに怪獣を組み込むことができたのは、イェーガー生産ラインにほとんど人がいなかったから。
ニュートンがイェーガー生産ラインにいても何ら不思議はなく、イェーガーに何かをしていても、特に咎める人はいないでしょう。研究チームのトップなのですから。
ニュートンは自分の立場を利用し、そして『機械化されてほとんど人がいない』という状況を利用して、イェーガーを改造したのでした。
この『ニュートンによるイェーガーの改造』は、オートメーション化が進む現代への問題提起だったのではないでしょうか?
機械化すれば、人件費も安くなり、さらに、メンテナンスさえしていれば休むこと無く働き続けてくれます。
機械化は便利な面もありますが、監視・警戒を怠ると、映画『パシフィック・リム:アップライジング』のようなことが起きてしまうかもしれません。
機械は万能ではなく、ただ『命令されたことをやり続けるだけ』であり『命令するのは人間だ』ということを理解しておかないと、機械任せにしたら痛い目を見るかもしれませんね。
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