
今日は世界中で大ヒットしたミュージカル映画『マンマ・ミーア!』のあらすじと感想を書いていくよ

自分の父親が誰か知らない20歳の女性が、自分の結婚式に『父親の可能性が高い男性3人』に招待状を送ったことから始まる騒動を描いたコメディ・ミュージカル映画です

エーゲ海の青い海。晴れ渡る空。美しい景色の中で繰り広げられるラブ・コメディ。この映画はもともと舞台作品として大ヒットしてたんだけど、実際にエーゲ海を舞台に描かれると美しさが際立つね

舞台版の演出家さんが映画版の監督を務めたんですよ。映画は今作が初めてなので、映画としては少し大味なところもあるけど、それでも楽しい映画ですよ
映画『マンマ・ミーア!』基本情報とあらすじ
タイトル | マンマ・ミーア! (原題 Mamma Mia!) |
ジャンル | コメディ |
監督 | フィリダ・ロイド |
キャスト | メリル・ストリープ |
公開年 | 2008年(日本では2009年) |
備考 |
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あらすじ
エーゲ海の小さな島に建つリゾートホテル。
明日、ここで結婚式が行われる。
花嫁はソフィ・シェリダン。20歳。彼女には一つの悩みがあった。
自分の父親が誰なのか、知らなかったのだ。
ソフィは母親の日記を盗み読みして、父親候補が三人いることを突き止める。そして、その三人に結婚式への招待状を送った。母親には内緒で。
三人の父親候補は喜んで結婚式が行われる島へとやってきた。
だが、三人が島にいることを知ったソフィの母親は驚いて、ついには三人に帰れと言ってしまうのだった。
映画『マンマ・ミーア!』感想

ネタバレを含みます
親友たち
結婚式の前日。
島に集まる参加者たち。
中でも母親ドナの親友ロージーとターニャが上陸したときには、明るい歌や踊りと共に、ドナがどれだけ二人を好きかが感じ取れる演出でした。
何でも話せる親友って良いですよね。家族とはまた別の思い出を共有した仲間たち。
ドナ、ロージー、ターニャの三人の過去は多くは語られませんでしたが、ダイナモスとして活動した日々のことなど、あの陽気さから考えると、明るく陽気な日々を共に過ごしたのでしょう。
ドナが三人の元恋人と再会して悩んでいるときに励ましたり、一夜限りのダイナモス再結成をしたり。
どうもソフィの結婚式までの間、しばらく会っていなかったようですが、固い絆は時間なんて超越するもの。
まるで別れたのは昨日のことのように、三人はまた陽気に、そして互いを想い合うのでした。
あんなに素敵な親友、私にはいるかな? 友人はいるけど、親友と言えるような人は……。
エスコートしたのは?
ソフィは結婚式で父親にエスコートして欲しくて、三人の父親候補に招待状を送ったのでした。
では、実際に結婚式でソフィをエスコートしたのは?
それは、母親のドナでした。
父親にエスコートして欲しい、という願いも真実だったのでしょう。
でも最終的にドナにエスコートを頼んだのは、母娘として共に歩んだ日々があったからこそではないでしょうか?
決して楽ではないホテル経営をして自分を育ててくれた姿をずっと見てきたからこそ、人生の次のステップに進む大切な場面では、初めて会った父親よりも、共に生きてきた母親と歩きたかったのでしょう。
ところであの結婚式の場面。結果的にドナの結婚式になったわけですが、まるでソフィがドナをエスコートしたように思えたのは私だけではないはず。
ソフィが父親候補三人を招待するも、エスコート役はドナ。ソフィとドナの二人がバージンロードを歩き、そしてその先に待っていたのは、ソフィが招待したサムからドナへのプロポーズ。
まるで映画の最初から、このプロポーズへ向けたソフィによるドナのエスコートが行われていたかのよう。
サムによるドナへのプロポーズが成功した場面では、自然と拍手してしまいました。
嫌味のない人が幸せになる場面は、観ていて気持ち良いですよね?
自分もあんな風に祝ってもらえる存在になりたいですね。
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