
今日は人気ホラー映画『インシディアス 第2章』のあらすじと感想を書いていくよ

てっきり、前作のあのシーンは『悪魔が家に入ってきた』のかと思ってたけど、実は違ったんだね。ネタバレになるから言えないけど

前作を観た方はぜひ『第2章』もご覧ください。消化不良だった部分がキッチリ解き明かされますよ
映画『インシディアス 第2章』基本情報とあらすじ
タイトル | インシディアス 第2章 (原題 Insidious: Chapter 2) |
ジャンル | ホラー |
監督 | ジェームズ・ワン |
キャスト | パトリック・ウィルソン |
公開年 | 2013年(日本では2014年) |
備考 |
スポンサーリンク
あらすじ
エリーズが殺された件で、ジョシュは警察から疑われていた。だが、決定的な証拠がなく、逮捕には至っていない。
ジョシュたち家族は、ジョシュの実家に身を寄せていた。
問題は解決した、はずだった。
だが再び怪現象が家族を襲う。
家の中に誰かがいる。
謎の気配に悩まされる中、妻ルネ、そしてジョシュの母ロレインが家の中で白い服を着た女の姿を見る。
一方、エリーズの助手をしていたスペックスとタッカーは、ジョシュが幼少時代に経験した超常現象に関するビデオテープを発見する。
はたして、ジョシュたちを狙い続ける悪霊の正体は何者なのか?
映画『インシディアス 第2章』感想

ネタバレを含みます
その人、本物?
前作のラストで私たち観客はジョシュの中身が入れ替わったことを知りました。
一方、映画の中では、亡くなったエリーズ以外、誰も入れ替わったことに気づいていません。
外見は同じ、でも中身は違う。
違和感を感じるけれど、確信が持てない。
入れ替わっていることを知りながら観ている側としては、いつ、乗っ取られたジョシュが家族に牙を剥くのかハラハラさせられました。
身体を乗っ取られる、という展開はよくあるもので、悪霊が憑依したり、異星人に操られたり、悪い精霊が入れ替わっていたり。
現実でも、入れ替わりは起きているかもしれません。
「あの人は人が変わったようだ」なんて言われている人がいたら、本当に別人になってしまったのかもしれません。
ジョシュのように、自分でも知らない間に幽体離脱してしまって、その間に身体を乗っ取られてしまったとか。
映画『ノイズ』のように宇宙人に身体を乗っ取られてしまうとか。
「絶対にありえない」と言い切れない分、不気味ですよね。
根本的な原因は……
映画『インシディアス 第2章』で明かされた悪霊の正体。
大量殺人鬼だったのですが、殺人鬼となってしまった理由が悲劇そのもの。
頭のおかしい母親に育てられ、やがて母親に命じられるままに殺人鬼となってしまった。
結局、そもそもの原因は、あの『白い服の女』ことパーカー・クレーンの母親だったわけで。
そう考えると、パーカーは加害者であると同時に被害者でもあったと考えられます。
パーカーが殺人鬼となってしまったのは、明らかに環境のせいだと言えるでしょう。
狂った母親に育てられ、幼少期には女の子でいることを強要されたパーカー。
幼い頃から母親により暴力で支配され、狂ってしまったパーカー。
パーカーは、もしかしたら、心根の優しい子だったのかもしれません。優しすぎて、母親に反抗できずに従ってしまい、いつしか従うことが当たり前になってしまった。
映画『悪魔のいけにえ』のレザーフェイスも狂った家族に育てられた殺人鬼でしたが、パーカーもまた、狂った家族によって狂わされてしまったのかもしれません。
環境というのは人に多かれ少なかれ影響を与えるもの。ましてや、幼い子供にとって家族は世界そのもの。
家族が狂っていたら、何も知らない幼子は、狂った人間へと成長してしまうのも当然のことです。
一度、自分が置かれている環境を客観的に見てみるのも良いかもしれませんね。
自分が当たり前だと思っていたことが、実は狂っていたと気付くかもしれません。
もっとも、その『狂い』が『良い意味の個性』であるなら、狂ったままの方が良いかもしれません。
こちらの記事もどうぞ


