
今日は『インシディアス』というオカルト系ホラー映画のあらすじと感想を書いていくよ

ある家族が引越し先で恐ろしい出来事に遭遇する、というお話です。丁寧に作られている映画で、ファンも多い作品ですよ
映画『インシディアス』基本情報とあらすじ
タイトル | インシディアス (原題 Insidious) |
ジャンル | ホラー |
監督 | ジェームズ・ワン |
キャスト | パトリック・ウィルソン |
公開年 | 2011年 |
備考 |
あらすじ
夫と妻、そして3人の子供たち。家族は新居の一軒家に引っ越してきた。
まだ荷物の整理も終わっていない引越し直後から、家の中で奇妙な現象が起こり始める。
勝手に移動している荷物。
屋根裏部屋から聞こえてくる不気味な音。
気味悪い。そう思いながらも荷物を整理し、新居での生活を始めて数日後。
小学生の長男がハシゴから落ちて意識不明になってしまう。
病院で検査を受けても全く異常はない。だが、長男は目を覚まさない。やがて、医者からも見放されてしまう。
その後も不気味な現象は続き、耐えきれなくなった家族は別の家に引っ越した。
だが、引っ越した先でも不気味な現象は続くのだった。
映画『インシディアス』感想

ネタバレを含みます
そりゃないよ……
映画『インシディアス』の途中、まだ家族が一軒目の家にいた頃。
テストの採点で帰りが遅くなった夫に対し、妻が文句を言うシーンがありました。
妻の不安も分かります。夫にもっと協力して欲しいのも分かります。
でも、夫だって、5人家族が生活するためのお金を稼がなければいけませんし、さらに息子の医療費も稼がなければいけません。
そんな夫に対して、「もっと協力しろ」とか「対処しろ」とか、文句を言うのはどうなのでしょう?
夫は家で起きたことに対処していない。家で何が起きているかを分かっていない。
そりゃそうでしょう。外で必死にお金を稼いでいるのですから。
妻が夫に文句を言うあのシーン。
もしも、『妻が夫に現状を話し、二人で協力し合うよう話し合うシーン』だったら、私も妻に共感したことでしょう。
夫に文句を言うだけの妻の姿に、かなり嫌な気持ちになりました。
家族だからこそ
夫であり父であるジョシュは、幽体離脱して息子ダルトンを救いに『彼方』へ向かいました。
自分が死ぬ可能性すらあるのに、得体の知れない『彼方』などという場所に行くことなど、誰にでもできることではありません。
特殊な能力があるなら別かもしれません。ですが、ジョシュは『幽体離脱しやすい人』であって、霊や悪魔に対処する術など持ち合わせていません。
それなのに、ジョシュは『彼方』へ向かい、ダルトンを救おうとしました。
家族でなければできないことではないでしょうか?
もしもジョシュが家族ではなく、例えば『幽体離脱体質』を見込まれて金で雇われただけの人だったら。
幽体離脱をするところまではやるでしょうけれど、ダルトンを救うどころか、赤いドアまで辿り着く前に逃げていたのではないでしょうか?
いざという時、本当に頼りになるのは深い絆で結ばれた人だけ。
家族だからといって深い絆で結ばれているわけではありませんが、多くの人にとって、家族というのは何があっても信頼し合える存在なのでしょう。
続編は?
さて、今作は、映画『インシディアス』シリーズのメインストーリー前編です。
後編ではどうなっていくのでしょうか?
ジョシュの運命は?
家族はこの恐ろしい状況を打破することが出来るのでしょうか?
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