
今日は『リベンジ・マッチ』というボクシング映画のあらすじと感想を書いていくよ

ボクシングでライバル同士だった二人が、30年の時を経て再戦するお話だよ。ラブストーリーや家族ドラマも盛り込まれていて、しかも最後にはあの超有名人が!

この映画の公開時点で、ロバート・デ・ニーロは70歳、シルヴェスター・スタローンは67歳。この歳でもあれだけやれるって凄いよね

リングで殴り合っているシーンではちょっとハラハラしたけどね。最初から『コメディ映画』って思って観たほうが楽しめるかも
映画『リベンジ・マッチ』基本情報とあらすじ
まずは、映画『リベンジ・マッチ』の予告編ムービーをご覧ください。
タイトル | リベンジ・マッチ (原題 Grudge Match) |
ジャンル | スポーツ(ボクシング) |
監督 | ピーター・シーガル |
キャスト | ロバート・デ・ニーロ |
公開年 | 2013年(日本では2014年) |
備考 |
あらすじ
ヘンリー・シャープとビリー・マクドネンは、かつてボクシングのライバル同士だった。
観客を熱狂させる試合をしたが、全盛期だったある時、ヘンリーが突然の引退発表。
二人の対戦成績は1対1のまま。
それから30年の時が流れ、テレビでヘンリーとビリーの特集が放送されたことをきっかけに、再び二人に注目が集まった。
このとき、ヘンリーは造船工場で働く独身の労働者。一方でビリーはビジネスで成功を収めていた。
この二人に目を付けたイベントプロモーターが、二人に30年越しのリベンジ・マッチをやらないかと持ちかける。
初めは、年老いた二人による見世物のようなイベントになるはずだった。だが、次第に多くの人々が注目する一大イベントへと変貌していく。
大観衆が見守る中、リベンジ・マッチのゴングが鳴り響く。
映画『リベンジ・マッチ』感想

ネタバレを含みます
差がついた人生
ヘンリー・シャープは造船工場で働き、独身で、あまり裕福ではありません。
ビリー・マクドネンはビジネスで成功し、独身ではありますが仲間に囲まれ、裕福な生活をしています。
ボクシングでライバル同士だった二人。どこで差がついたのでしょう?
ボクシングから逃げ出したヘンリー。力の限り戦ったビリー。
もともとの性格もあるのでしょう。
ですが、人生をかけて情熱を燃やしていたものから逃げた人間と、力の限りやりきった人間とでは、その後の人生に差ができるのは当然でしょう。
ヘンリーの心に残ったのは後悔。
ビリーの心に残ったのは達成感。
次に何かを始めようとしたとき、達成感は大きな原動力となります。
そんなビリーの心に残っていた後悔。それが、ヘンリーとの決着でした。
もやもやした気持ち
ヘンリーはきっと、ずっともやもやした気持ちを抱えていたことでしょう。
ボクシング引退から30年。すでに身体にはガタが来ています。それでも、ビリーとのリベンジ・マッチが提案されたとき、ヘンリーは最初から乗り気でした。
「ついに決着をつけられる」そう思ったことでしょう。
やりきれず、中途半端な状態になったままの過去は、いつまで経っても心の中に残り続けます。それが、本気でやったものであるならなおさら。
そんな過去に決着をつけられるのですから、ヘンリーの喜びは言葉では言い表せないほどのものだったことでしょう。
試合が決まり、老体に鞭打ってトレーニングをして望んだリベンジ・マッチ。
結果は、ヘンリーの負けでした。
負けてしまいましたが、ヘンリーの心は晴れ渡っていたのではないでしょうか?
互いに「嫌いだ」と言い合って別れた二人でしたが、決着をつけたことでわだかまりも消え、次に会うときには憎まれ口をたたきながらも友人として会えるのではないでしょうか?
30年以上もの間、お互いのことを思い続けてきた二人なのですから。
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