【映画】フライト・ゲーム~あらすじと感想~飛行中の航空機内で繰り広げられる殺人ゲーム

映画『フライト・ゲーム』あらすじと感想
あゆき
あゆき

今日は『フライト・ゲーム』というアクション・スリラー映画のあらすじと感想を書いていくよ

あるふぁ
あるふぁ

飛行中の航空機内で発生した「殺人ゲーム」。立ち向かうのは、たった一人の航空保安官。最後まで目が離せなかったよ

あゆき
あゆき

これは面白かったよね。勘のいい人なら途中で犯人が誰か気付くかもしれないけど、僕は気が付かなかったよ

あるふぁ
あるふぁ

飛行機に乗っている人全員が人質で、全員が容疑者なんだよね。航空保安官も人質で、容疑者でもあって……

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映画『フライト・ゲーム』基本情報とあらすじ

まずは、映画『フライト・ゲーム』の予告編ムービーをご覧ください。

タイトルフライト・ゲーム
(原題 Non-Stop)
ジャンル

アクション
スリラー

監督ジャウム・コレット=セラ
キャスト

リーアム・ニーソン
ジュリアン・ムーア
スクート・マクネイリー
ミシェル・ドッカリー
ネイト・パーカー
ジェイソン・バトラー・ハーナー
アンソン・マウント

公開年2014年
備考

Wikipedia『フライト・ゲーム』ページ

あらすじ

航空保安官として航空機に乗り込んだビル。乗客を装い、飛行中に航空機内で発生する事件を取り締まるのがビルの役目だ。

夜。乗客たちが寝静まった頃、ビルが持つ航空保安官専用の通信端末にメッセージが届く。

「指定した口座に1億5千万ドルを振り込め。さもなければ、20分が過ぎる毎に乗客を一人殺す」

悪戯なのか、本気なのか。手をこまねいているうちに、一人目の被害者が出てしまう。

ビルは事情を隠したまま、乗客たちを調べ始める。

同時に、地上の航空保安局に乗客たちの身元を調べさせていた。

犯人がわからずにいる中、ビルは航空保安局から告げられる。

「乗客に怪しい者はいない。お前以外は」

犯人が指定した銀行口座はビル名義だったのだ。

さらに、ビルには暗い過去があり、そのことがビルに対する疑いを強めてしまう。

誰が犯人なのか?

乗客全員が人質で、乗客全員が容疑者という中、タイムリミットが迫り来る。

映画『フライト・ゲーム』感想

あゆき
あゆき

ネタバレを含みます

知らされないから不安になる

機内で何が起きているのか全く知らされない乗客たち。

何も知らされないまま、航空保安官のビルに指示を出されます。

やがて、乗客たちはビルに不信感を抱き、テレビの報道もあって、ビルこそがハイジャック犯だと思いこんでビルに襲いかかります。

乗客たちに事態の説明をしなかったビル。きっと「知らせたらパニックになる」と思ったのでしょう。もしかしたら、航空保安官のマニュアルに「知らせるな」と書いてあるのかもしれません。

結果的に、知らせなかったために、乗客たちは不安になり、間違った思い込みをしてしまいました。

機内で何かが起きている。でも、何も知らされない。しかも、自分の命が危険に曝されているかもしれない。

こんな状況では、乗客たちの不安は増すばかりです。

「知らない」ということは「不安」につながる。

「無知」は「不安」に繋がり、不安に駆られた人間は、時に暴力を振るってしまう。

知っていれば、知識があれば、不安になることもなく、冷静に行動できるでしょう(または、どうにもならないと諦めるかもしれません)。

人は、なにか新しいことに対して不安になることがあります。「よく分からないから不安」という気持ちは、一度くらいは感じたことがあるのではないでしょうか?

この「不安」を払拭する方法は二つ。

一つ目は、その「よく分からないこと」を避け、関わらないこと。それについて考えもしないこと。

二つ目は、その「よく分からないこと」について学ぶこと。知識があれば、「よく分からない」という不安は払拭され、もしかしたら、あなたの人生が変わるかもしれません。

映画『フライト・ゲーム』では、事態を把握した乗客たちは、態度を改め、ビルに協力するようになりました。

助かりたい、という気持ちは皆同じ。

目標が同じなら、知識を共有すれば、全員が仲間です。

あの人も犯人だったのでは?

映画『フライト・ゲーム』を観終わって、どうしても引っかかる人物がいます。

窓際の席にこだわり、捜査に協力したジェンです。

ジェンって、犯人っぽい行動をしているんですよね。

機長が殺されたときも、ビルがジェンを疑ったように、犯人と思われても仕方がない行動をしていました。

また、通信機器(スマートフォン)を使って犯人を探そうとしたときも、ジェンがビルとザック(犯人の1人。黒人プログラマー)との間を繋ぎました。

ジェンはどうにも怪しかったのですが、結局、犯人ではなかったようです。

犯人たちが訴えたかったこと

犯人たちの動機は、9.11のテロが起きた後でも、航空機は決して安全ではないと訴えること。

危険人物が乗り込むことができる。危険物を持ち込むこともできる。

決して安全ではないと訴えるために、自ら事件を起こし、危険であることを証明したかったのです。

はたして、どこまでやれば安全になるのでしょう?

今や、ごく普通の家庭で育った前科のない善良な人間が、インターネットなどを通じて誰にも知られず危険思想に感化され、犯罪を起こしてしまう時代です。

航空機に乗る前に、乗客一人一人のインターネットなどの通信記録を全て調べなければならないのでしょうか?

危険物を持ち込んでいないか調べるため、乗客の荷物はもちろん、乗客全員の体の中まで(例えば、CTスキャンやMRIなどで)調べなければならないのでしょうか?

安全であることに越したことはありません。ですが、やれることには限度があります。

その限度までの中で最善を尽くすしか無いのでしょうね。

どこまで求めるのか?

あまりにも求めすぎてしまうと、映画『フライト・ゲーム』の犯人たちのようになってしまうのかもしれませんね。

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