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【映画】ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序~あらすじと感想~嫌々やらされていた少年が覚悟を決めていく

映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』あらすじと感想
あゆき
あゆき

今日は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』というSFアニメ映画のあらすじと感想を書いていくよ

あるふぁ
あるふぁ

中学生の男の子が、ずっと離れて暮らしていた父親に突然呼び出されて、「適性があるから」という理由だけで巨大ロボットに乗せられて、世界をかけた戦いの最前線に送り込まれる、ってことでいいのかな?

あゆき
あゆき

うん。それで合ってると思う。主人公がかなり内向的で、本当はヱヴァに乗りたくないのに大人の言いなりで嫌々ヱヴァに乗って、でも次第に「ヱヴァに乗る理由」を見つけていく、みたいなストーリーだと僕は思ったよ

あるふぁ
あるふぁ

友達とか仲間とか、身近な人を助けたいって思うようになって、主人公の気持ちも変わっていったのかな? そうなるように仕組まれていたような気もするけど

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映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』基本情報とあらすじ

まずは、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』のPVをご覧ください。

タイトルヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
ジャンル

SF

監督庵野秀明
キャスト

緒方恵美
林原めぐみ
三石琴乃

公開年2007年
備考

>>『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』公式サイト

>>Wikipedia『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』ページ

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あらすじ

後に『セカンドインパクト』と呼ばれる災害により、人類の半数近くが死に至った。

『セカンドインパクト』から15年。日本の第3新東京市には、『使徒』と呼ばれる謎の巨大生命体が襲来するようになっていた。

近代兵器では倒すことの出来ない『使徒』に対抗するため、特務機関NERVはエヴァンゲリオンという汎用ヒト型決戦兵器を開発する。

一方、NERVの最高司令官である碇ゲンドウは、中学生の息子シンジをNERVに呼び出す。

何も知らずにNERVに来たシンジは、一方的にエヴァンゲリオン初号機に乗って使徒と戦うことを強要される。

拒否するシンジだったが、重傷を負った少女 綾波レイが自分の代わりにエヴァンゲリオン初号機に乗せされようとしている様子を見て、シンジはエヴァンゲリオンに乗ることを承諾する。

本当は乗りたくない、戦いたくない、逃げ出したい。シンジの気持ちなど無視し、父親であるゲンドウは息子のシンジをまるで道具のように扱い、シンジも言われるがままに戦場へ身を投じていく。

映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』感想

あゆき
あゆき

ネタバレを含みます

認められたい

碇シンジがエヴァンゲリオンに乗り続けた理由は、父親に認められたい、父親に褒められたい、という気持ちが強かったからでしょう。

シンジはまだ中学生。ましてや父親とずっと離れて暮らしていたのなら、父親からの愛情に飢えていてもおかしくありません。

十代の子が周りから、親から、認められたい、褒められたいと思うことは自然なことでしょう。

ゲンドウもシンジのそんな気持ちを利用して、わざと突き放していたのではないでしょうか。

シンジがエヴァンゲリオン初号機のコクピットからゲンドウと綾波レイが楽しげに話している様子を目撃するシーンも、ゲンドウはシンジに見られることを想定していたのかもしれません。

自分からシンジを呼び出しておきながら、「嫌なら帰れ」と突き放すゲンドウ。「帰れ」と言われて本当に帰ってしまったら、もう二度と父親に会えないかもしれないという息子シンジの気持ちを知って、ゲンドウはシンジを突き放していたのではないでしょうか。

シンジが精神的にもっと成熟していたら全く違う物語が展開されていたでしょう。けれど、シンジは年相応に、もしかしたらそれ以上に、精神的に未熟だったため、ゲンドウの手のひらの上で踊らされてしまったのでしょう。

誰かのために

そもそも、シンジは、最初はエヴァンゲリオンに乗ることを拒否していました。

それなのにエヴァンゲリオンに乗ってしまったのは、重傷の綾波レイが自分の代わりにエヴァンゲリオンに乗せされようとしているのを目の前で見てしまったから。

よほど冷酷な人間でない限り、自力で立つことすら出来ない人が戦場に送り出されようとしていて、その人の代わりが出来るのは自分しかいない、などという状況になれば、「やります」と言ってしまうでしょう。

戦いが終わった後、「あなたが守った街」などと言われて、人々が平和に暮らせる街を見せられたら、多少は「やりがい」みたいなものを感じてしまうでしょう。

学校で友達ができれば、顔も名前も知っている、日々関わり合っている人達を守りたいという気持ちが芽生えてくるものでしょう。

自分とともに命がけで戦う仲間がいれば、自分もやらなければいけないという気持ちが湧いてくることでしょう。

たとえそれが任務とはいえ、自分のことを身を挺して守ってくれた仲間がいれば、駆けつけて、両手がやけどすることも厭わずにハッチを開けて、助けようとするものでしょう。

「大切な人のために」という気持ちは強い原動力となります。

最初はエヴァンゲリオンに嫌々乗っていたシンジも、周囲に「大切な人」が増えていくに連れて覚悟を決めていったように思えます。

とはいえ、シンジが覚悟を決めていくことは、ゲンドウたちが作ったシナリオ通りの行動だったことを示唆するシーンもあったわけで。

結局のところ、シンジはまんまとゲンドウたちの術中にハマってしまったとも考えられます。

次回の予告では「次第に壊れていく碇シンジの物語」と語られていました。

内向的で、エヴァンゲリオンに嫌々乗っていた少年は、どのように変わっていくのでしょうか?

それとも、「変えられて」しまうのでしょうか?

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