【映画】ダークナイト ライジング~あらすじと感想~バットマン復活!そして伝説へ……

映画『ダークナイト ライジング』あらすじと感想
あゆき
あゆき

今日は『ダークナイト ライジング』というアクション映画のあらすじと感想を書いていくよ

あるふぁ
あるふぁ

バットマンの『ダークナイト・トリロジー』最終話だね。前作で罪をかぶって姿を消したバットマン。あれから8年後のゴッサムシティが舞台なんだよね

あゆき
あゆき

平和になったゴッサムシティに新たな悪が舞い降りる。今作では『使役する者とされる者』という対立も描かれていたよね

あるふぁ
あるふぁ

やっぱり人間って状況によっては悪になっちゃうものなのかな?

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映画『ダークナイト ライジング』基本情報とあらすじ

タイトルダークナイト
(原題 The Dark Knight Rises)
ジャンル

アクション

監督クリストファー・ノーラン
キャスト

クリスチャン・ベール
マイケル・ケイン
ゲイリー・オールドマン
アン・ハサウェイ
トム・ハーディ
マリオン・コティヤール
ジョセフ・ゴードン=レヴィット
モーガン・フリーマン

公開年2012年
備考

Wikipedia『ダークナイト ライジング』ページ

あらすじ

ジョーカーによる惨劇から8年。ゴッサムシティは『デント法』を掲げ、ほぼすべての犯罪組織を壊滅させていた。

殺人の罪をかぶって姿を消したバットマンは、この8年間に一度も姿を表していなかった。

ゴッサムシティは平和な都市となった、はずだった。

この時、ある事件が起きていた。

パヴェル博士という人物が亡命を希望。CIAがその身柄を確保し飛行機での移動中に、何者かがその飛行機を襲った。

パヴェル博士は飛行機を襲った一味に捕らえられ、ゴッサムシティへと連れてこられた。

一味がパヴェル博士に強要したことは、ウェイン財団が作っていた夢のエネルギー源『核融合炉』を中性子爆弾に作り変えること。

一味が核融合炉の強奪に動く中、沈黙を続けていた男が再び姿を現す。

ブルース・ウェイン。バットマンがゴッサムシティを守るために立ち上がった。

映画『ダークナイト ライジング』感想

あゆき
あゆき

ネタバレを含みます

生え抜きとお坊ちゃま育ち

ウェインが奈落に落とされ、這い上がろうにも失敗していた時、ウェインは悩みます。

成功した子供と失敗したウェイン。一体、何が違ったのか?

身体の鍛え方では、まず間違いなくウェインの方が上でしょう。

違っていたのは、覚悟。気持ちが全く違っていたから、子供は成功し、ウェインは失敗した。

成功した子供は奈落で育ち、奈落で生きてきました。

希望の無い、絶望しか無い奈落で、それこそ死ぬことすらも恐れずに登ったのでしょう。

一方ウェインは、影の同盟で訓練を受けたとはいえ、元は大金持ちのお坊ちゃま。

成功した子供とウェインとでは、人間の根本的な部分から違っていたのでしょう。

「気持ちの問題」などというと「根性論かよ?」などと否定的になる方もいると思います。

ですが、「気の持ちよう」というのは大きな違いをもたらすもの。

落ちるのが恐いと思いながら挑戦する人と、上に登るしか生きる道はないと思いながら挑戦する人とでは、結果は全く異なるものです。

ウェインは、最終的に奈落から這い上がりました。

ウェインを成功に導いたのは、ゴッサムシティが、すなわち大切な人や街が、破壊される恐怖。

大切なものを失ってしまう恐怖がウェインの魂を強くし、さらには命綱なしでの挑戦が甘えをなくし、成功へと導いたのでしょう。

使役する者とされる者

ベインらに乗っ取られたゴッサムシティ。

労働者階級と、それ以下の階級の人々が、使役する側(富裕層)に攻撃を仕掛けていました。

自分たちを搾取していた富裕層から街を取り戻す、とは言いますが、結局のところ、それで街が市民のものになるのでしょうか?

暴力で街を支配した彼らは、そのまま暴力が支配する街を作りたいのでしょうか?

そんなことはないでしょう。

市民が望んでいるのは、不正や腐敗をなくし、自分たちが幸福に生きられる街を作ることのはず。

暴力で富裕層を引きずり下ろしたところで、今度は、ベインたちのような主導した者たちが上に立ち、再び搾取される毎日に戻るだけではないでしょうか?

とは言え、富裕層、つまりは『使役する側』の中には私利私欲を肥やすために不正を行っている者がいるのも事実。

使役する側も、労働者たちがいつ何時、牙を剥いてくるかもしれないと考え、労働者たちの側に立って共に考えていくことが大事でしょう。

バットマンの限界、魂を受け継ぐ者

いくらバットマンと言えど、その正体は生身の人間です。

怪我は日常茶飯事。下手をしたら死んでしまうし、歳を取れば衰えます。

バットマンにも、いつかは限界が来ます。

アルフレッドは、バットマンに、すなわちウェインに、もう引退して欲しいと願っていました。

ウェインの元を去ったのも、もうウェイン家の人間が死ぬのを見たくないため。

映画『ダークナイト ライジング』を見ている私たちにも、杖をついて歩き、全身傷だらけのウェインは、もう限界だと思えました。

ウェインが引退してしまえば、バットマンも終わりなのでしょうか?

ゴッサムシティが再び悪の驚異にさらされた時、もうバットマンは現れないのでしょうか?

どうやらそうでは無いようです。

映画『ダークナイト ライジング』のラストで、ブレイクが滝の裏に隠されたバットマンの基地に辿り着きました。

ブレイクの本名はロビン。バットマンについて多少詳しい方なら、この名前にピンときたことでしょう。

ロビンとは、バットマンの相棒(サイドキック)として活躍するキャラクターの名前。

引退したウェインの後を継ぎ、きっとロビンがバットマンとしてゴッサムシティを守っていくことでしょう。

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