【マンガ】自営業の老後(著 上田惣子)~概要と感想~自営業者のお金の話

マンガ『自営業の老後』概要と感想
あゆき
あゆき

今日は『自営業の老後』という、お金の運用・管理の基本をサラッと学べるエッセイマンガについて書いていくよ

あるふぁ
あるふぁ

著者の上田惣子さんはフリーのイラストレーター。お金に関してはちょっとズボラで、国民年金保険料も払ったことがなかったって……

あゆき
あゆき

確定申告も期日までに申告書を提出していなかったらしいし、ちょっとどころじゃなくズボラかも

あるふぁ
あるふぁ

そんな上田惣子さんが専門家の方々からお話を聞いて、ご自身の状況を改善していく様子を明るく楽しくまとめてくださっています

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マンガ『自営業の老後』基本情報と概要

タイトル自営業の老後
著者上田惣子
ジャンル自営業者向け、お金に関するエッセイ
発行年月2017年4月

マンガ『自営業の老後』目次

  1. 老後に備えまくっている30代のデザイナー加藤さん
  2. 90歳までの生涯収支を計算してみる
  3. 65歳フリーライター佐竹さんの暮らしと家計
  4. 病気と仕事
  5. 年金の専門家田中先生に会いに行く
  6. 年金、払いに行ったよ!
  7. 自営業だけど家を買う
  8. 自営業者の住宅ローン
  9. 80代で働くということ
  10. 保険のおはなし
  11. 大家さんになりたい
  12. 一生黒字でいられる会計の知識

概要

著者の上田惣子さんはフリーのイラストレーター。

イラストレーター歴は25年のベテラン53歳。

40代後半のある日、仕事が減っていることに気付きます。

ところが、1年が過ぎ、2年が過ぎ、通帳の残高が殆どなくなっていることに気付いたのは、旦那さんに指摘されてから。

もともとお金に関してズボラで、確定申告は何度も遅れ、国民年金保険料は支払っておらず、その割に民間の保険にはガッツリ加入している上田さん。

「仕事がない、お金もない、誰にも必要とされていない」そんな不安に押しつぶされそうになっていた時、知り合いの編集者から「『自営業者の老後』というテーマで本を作りたいので書いてみませんか」という話が舞い込む。

まさに渡りに船。

上田さんは、お金の専門家や、お金に詳しいフリーランサーの方たちを取材しながら、自身の状況の改善に乗り出すのでした。

マンガ『自営業の老後』感想

あゆき
あゆき

タイトルの通り、『自営業の老後』は自営業者向けの本です。以下は自営業者である私が『自営業の老後』を読んだ感想です

国民年金保険料、払っていますか?

確定申告書を作成している方なら、国民年金保険料で支払った金額が全額控除されることはご存知かと思います。

そう。国民年金保険料は、年金を老後にもらうためだけでなく、今、節税のためにも支払うべきなのです。

とはいえ、「国民年金保険料なんて、払ったところで、実際にもらえる年金なんて大したことない。下手したらもらえないかもしれない」という話はよく聞きます。

本当に「払い損」なのでしょうか。

具体的な計算は『自営業の老後』の第5章を読んでいただくとして、結論は、「長生きすればするほどお得」です。

なぜ「長生きすればするほどお得」なのか?

それは、国民年金は私達が死ぬか、国が死ぬまでもらえるからです。

「国民年金なんて、もらったところで、それだけじゃ生活できないよ」確かにそうでしょう。

でもね、もらえるものはもらっておきましょうよ、死ぬまで。

例えば、国民年金を月額56,000円もらえるとしましょう(保険料を約35年支払った場合)。

月額56,000円ではとても生活できませんが、歳をとって弱った身体で月額56,000円を稼ぐのって相当きついですよ?

月額56,000円でももらえるならもらっておいた方が良いと思いませんか(しかも、死ぬまでもらえます)。

不動産投資の話

実は私、不動産投資をやってみようと思って勉強してみたことがあります。

結局、不動産投資はやりませんでしたが、私がやらなかった理由が『自営業の老後』にそのまま(もっと詳しく)書かれていました。

具体的なことは『自営業の老後』を読んでいただくとして、簡単に言ってしまえば、住宅が余っているのです。

人気のエリアなら話は別ですが、アパートやマンションの空室って結構見かけませんか?

これから先、人はどんどん減っていきます。

すでに住宅が余っているのに、さらに住宅を建てて上手く回ると思いますか?

健康第一

『自営業の老後』の著者である上田惣子さんは、40代で乳がんに罹ってしまいました。

幸いなことに、がんは現在まで再発していないそうです。

ですが、がんに罹って1年弱ほど仕事を休んだ後、仕事が来なくなってしまったそうです。

個人事業主は、仕事がなくなったら無職です。

無職になったら収入もありません。

健康でいること、仕事をし続けることが無職にならないために非常に重要です。

『自営業の老後』の中で、上田惣子さんもこんなことを書いていました。

「自営業は自転車のようなもの。一度止まるとすぐには進めない。でも、ゆっくりでも車輪を回し続けていると、いつでもスピードを上げることができる」

私もその通りだと思います。

そして、ゆっくりでも車輪を回し続けるために、心身ともに健康でいることが重要です。

最後に

とまあ偉そうなことを書いてきましたが、私もいろいろあって今の状態になっています。

国民年金は、「どうせ大してもらえないし」と思い、意図的に支払わなかったことがあります(その後、全額払いました)。

思いっきり運動不足になって、夏に外を20分ほど普通に歩いただけで疲れて座り込んでしまったこともあります(今は、毎日少しでも運動しています)。

『自営業の老後』を読むと、お金のこと、老後のことを浅く広く知ることができます。読んでみて、興味のあることはもっと専門的な本で知識を深めてみてはいかがでしょう。

マンガを読み慣れている方なら1時間かそこらで読み終わる『自営業の老後』。

自営業者のお金と老後についてサラッと読める入門書として読んでみてはいかがでしょうか?

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