甘々と稲妻~アニメあらすじと感想~お腹いっぱい、幸せいっぱい?

アニメ『甘々と稲妻』あらすじと感想
あゆき
あゆき

今日は『甘々と稲妻』という、ほのぼの系アニメのあらすじと感想を書いていくよ

あるふぁ
あるふぁ

主人公のお家は父娘家庭なんだけど、暗い感じにならないのは5歳のつむぎちゃんが元気で明るいからだよね?

あゆき
あゆき

うん。周りも良い人ばかりだし。お父さんが苦手な料理に挑戦して、つむぎちゃんが元気に食べて。その様子を見ているだけで幸せな気持ちになれたよ

あるふぁ
あるふぁ

お父さんがつむぎちゃんときちんと向き合ってるのも良かったなぁ。つむぎちゃんはきっと良い子に育つよね?

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アニメ『甘々と稲妻』基本情報とあらすじ

タイトル甘々と稲妻
ジャンルホームドラマ
原作者雨隠ギド
監督岩崎太郎
キャスト

中村悠一
遠藤璃菜
早見沙織
戸松遥
関智一

放送年2016年
公式サイト『甘々と稲妻』公式サイト
原作コミック甘々と稲妻

あらすじ

犬塚公平は、高校で教師をしながら、まだ小さな一人娘の「つむぎ」を育てていた。

公平の妻は半年前に亡くなっていて、男手一つでの子育て。

食事は主にお弁当。仕事に家事に育児に追われる公平は、つむぎと一緒に食事をすることも少ない。つむぎは、家事に追われる公平の側で、一人でお弁当を食べていることが多かった。

ある春の晴れた日、公平はつむぎを連れてお花見に出かける。

のんびりと歩きながらお花見を楽しむ公平とつむぎは、一人でお弁当を食べている女子高校生を見つけた。

つむぎが公平の制止を聞かずにその女子高校生に話しかける。その女子高校生『小鳥』は、一緒にお花見をするはずだった母親にドタキャンされたのだそうだ。

つむぎが小鳥の食べていたお弁当に興味を示すが、お弁当はもう小鳥が全部食べてしまっていた。

残念そうにするつむぎを見て、小鳥は自分の母親が経営する料理屋『恵』を紹介する。

後日、公平とつむぎが『恵』を訪れたことから、公平とつむぎ、そして小鳥の三人で料理をする日々が始まった。

アニメ『甘々と稲妻』感想

あゆき
あゆき

ネタバレを含みます

子供と向き合うこと

アニメ『甘々と稲妻』の中で、公平はつむぎときちんと向き合っていました。

つむぎが何か悪いことをしてしまったときも、ただ叱りつけるのではなく、諭すように、なぜ悪いのかを分からせるように、話して聞かせていました。

そしてまた、公平は自分が悪い時には、5歳の娘にきちんと謝っていました。これ、子供に謝れる親って案外少ないのではないでしょうか?

とはいえ、公平もいつも冷静でいるかと言えば、そんなことはなく。時には、つむぎに大きな声を出してしまい、つむぎを怖がらせ、つむぎが泣き叫ぶ原因を作ってしまうこともありました。

親だって人間です。常に完璧でいられる訳がありません。子供に声を荒げてしまうこともあるでしょう。大切なのは、そのままにしないことではないでしょうか? 声を荒げてしまった後、子供に謝ること。そして、なぜ声を荒げてしまったのか、つまり、子供がやってしまった悪いことをきちんと分かってもらうことが大事なのではないでしょうか?

公平とつむぎは、決して完璧な親子関係ではないと思います。ですが、少なくとも公平はつむぎのことを「親の所有物」ではなく「一人の人間」として見ていたように思えました。

公平がつむぎのことを「一人の人間」として見ている限り、虐待なんて起こらないでしょう。

母親がいない、ということで淋しさを感じることもあるでしょうけれど、公平とつむぎは家族として幸せに過ごしていけるのではないでしょうか?

一人で食べる? 一緒に食べる?

アニメ『甘々と稲妻』の最初では、つむぎは家で一人でお弁当を食べていました。

公平も家にいましたが、洗濯物の片付けなどの家事に追われて、つむぎと一緒に食事をすることは出来ないようでした。

お弁当は、きっと美味しいものだったはず。でも、どんなに美味しいものだって、一人で食べるのと、好きな人達と一緒に食べるのとでは、味はぜんぜん違うはず。

ましてや、お父さんが一生懸命に料理して、つむぎも料理を手伝って、小鳥、しのぶ、そして八木もみんなで一緒に料理したのだから、美味しくないはずがありません。

まあ、ピーマンだけはしっかり避けていましたけれど。

『食』を通じて

もしも、公平とつむぎが小鳥と出会っていなかったら? 『恵』に行かなかったら?

公平は相変わらず仕事と家事に追われ、つむぎは相変わらず一人でお弁当を食べていたかもしれません。

アニメ『甘々と稲妻』は、料理をして一緒に食べる、ということを通じて、親と子が向き合い、一緒に過ごすことの大切さを描いていたように思います。

別の映画の話になりますが、『メイジーの瞳』という映画では、大人の都合でたらい回しにされる6歳の少女が描かれていました。

『甘々と稲妻』でも、『メイジーの瞳』でも、親は子を愛していたのに、どうして『差』が生まれてしまったのか?

愛するだけでは足りない。親と子の関係だって人間関係なのですから、親の都合を子供に押し付けるだけでは子供は幸せになれません。

公平とつむぎの家は父娘家庭で、決して幸せそのものではないけれど、公平が、そして小鳥、しのぶ、八木がいて、笑ったり泣いたり怒られたりしながら、つむぎはきっと良い子に育つのではないでしょうか?

映画『メイジーの瞳』については以下の記事で詳しく紹介しています。
>>【映画】メイジーの瞳~あらすじと感想~大人の都合に振り回される少女は何を思う?

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